6バーディー・ボギーフリーで暫定首位スタートした吉田泰基

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第89回日本プロゴルフ選手権大会

 
 日本プロ選手権・第1ラウンドは、雷雨接近のため8時58分から2時間30分の中断があり、ホールアウトした中では吉田泰基(東広野GC)が6バーディー、ボギーなしの6アンダー66をマークし、初出場で暫定首位に立った。堀川未来夢(Wave Energy)、池村寛世(ディライトワークス)、ジュビック・パグンサン(フィリピン)、原田大雅(フリー)が1打差で追走している。17組51人が日没のためホールアウトできず、サスペンデッドとなった。翌朝6時15分からプレーを再開し、第2ラウンドは7時15分よりスタートする。

 吉田にとっては「第2の故郷」で、日大のゴルフ部時代を過ごした思い出あるコースでの開催に「出たかった」という喜びが、スコアに結び付いた。

 打ち降ろしのスタート10番(498ヤード)でドライバーを握り、残り100ヤードへ。ここから4メートルにつけて幸先いいバーディーを奪った。12番では2メートルを入れ、15番では奥のカラーから7ヤードをサンドウエッジでチップイン。17番では7メートルを放り込んだ。

 一番得意というドライバーが好調。

 「ティーショットでフェアウエーに行く回数が多くてチャンスが多くありました。外したのは4回ぐらい」と振り返るように、刻んだのは2ホール(12、8番)だけでドライバーで攻めた。折り返した1番パー5では残り202ヤードの第2打を5番アイアンで2オンのバーディー。その後はパーを重ねる展開になったが。最終9番で左4メートルにつけてバーディーで締めた。

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 日大時代は三島にあるゴルフ部で4年間を過ごした。今回のコースはキャディーのアルバイトを週末に日当1万円でやっていた。多いときは週2回ラウンドし、合宿も行っていた。

 「このコースの景色には慣れています。三島は第2の実家みたいなところなのです」という。

 同じ日大の先輩で、1打差2位につけた堀川未来夢、星野陸也を尊敬し「2人ともめちゃめちゃいい人」という。特に堀川とは「サウナ仲間」でもある。

 「同じ宿に泊まる時はサウナ付きで、水風呂の温度を(ホテルに)確認したりして」と笑う。サウナでの会話も、いい勉強になっている。「逃げ球を持った方が強いよと。(トラブルを避けるような)低い球を打つとか、自分ではやっていなかったので」と、先輩とのサウナ時間を有意義に過ごしている。

 「ここでチャンスを生かしてステップアップしたい」という思いは強い。

 「グリーンの傾斜とかは頭に入っているので、行っちゃいけない所に行かないように心がけています。学生時代とは違ってラフも長いし、刻むところは刻んでいきたい。今日と同じように行ければいいんですけどね。ノーボギーで回ることが目標です」と、第2ラウンド以降を見据えている。

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