稲見萌寧 勘が告げるーいい誕生日

チーム・協会

【<Photo:Hiromu Sasaki/Getty images>】

 JLPGAツアー2022シーズン第21戦『楽天スーパーレディース』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)が7月28日、兵庫県加東市・東急グランドオークゴルフクラブ (6616ヤード/パー72)で開幕する。27日はプロアマ大会。また、公式会見が行われた。

 勝負師の勘が運気上昇を察知した。「誕生日が近い時、少し過ぎた頃、不思議といいことがある。最終プロテスト合格。ツアー初優勝。去年の東京オリンピック(銀メダル)は翌週でしたね。いい誕生日にしたいーというプレッシャーを私へかけるからかなぁ」と話す。

 今季は1勝。昨季と比較すれば少々、物足りなさが残るのは仕方がない。それでも、優勝以降の6戦は5戦でトップ10フィニッシュを決めている。「ショットの感じがあまりよくない。耐えて、アプローチとパッティングで頑張っている。ギリギリのプレーです」。先を続ける前に、少し間をあけた。ほんのわずかの時間であれこれ考えたのか。

 「ショットは戻せそうなムードがある、やることは決まっています。しっかりやる。頑張ります」とエールをおくるように語った。今大会は2度目のホステスプロ。きっちりと結果を示すことが必要だ。

 「去年、オリンピック直前でコロナにならないように、ビクビクしていた。すごく怖かったです。もちろん、今も感染しないように最善の準備をしている。とにかく、今回はスイングで切り返しから下半身をしっかり使うことがポイント。手で合わせてしまうと、下半身がどんどん動かなくなります。一番、やるべきことだと思う」と説明した。

 前年は9位T。小さなファンから、オリンピックを前に手づくりの金メダルをプレゼントされている。もちろん、今でも大切に。「大好きなスヌーピーにメダルをかけ、飾っています」と珍しく、プレー以外のエピソードを口にした。

 さて、今大会。ホステスVは至難の業といわれるが、優勝へのポイントを2つ掲げている。「第1日に出遅れない」、「2.5メートル以内のバーディーチャンスを数多くつくる」。切れ味鋭いショットが生命線だ。酷暑に打ち勝つ精神力も含め、大一番である。

【<Photo:Hiromu Sasaki/Getty images>】

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