2年ぶりの札幌開催! クイーンSにおける狙い目は?
札幌競馬場で行われたクイーンSの人気別成績(2014年〜20年)
1・2番人気馬で過半数の4勝をあげているが、その他の3勝は7・9・11番人気と伏兵が勝利している。一昨年は11番人気レッドアネモスが優勝。4番人気ビーチサンバが2着、1番人気スカーレットカラーが3着と、上位人気馬を破っての勝利だった。 .
2着馬はすべて6番人気以内におさまっているが、3着馬は8番人気以下が3頭と下位人気まで幅広く分布している。配当面では、3連単で1万円未満の堅い決着は1番人気ディアドラが勝利した18年のみ。対して3連単10万円以上の配当は、9番人気マコトブリジャールが制した16年、レッドアネモスが勝利した一昨年と2回出ている。伏兵の激走が目立ち、波乱の可能性を大いに秘めた一戦といえる。
札幌開催のクイーンSにおける所属別成績(2014年〜20年)
対して、美浦所属の関東馬は17年アエロリットの1勝のみで、率でも関西馬に差をつけられている。3着以内馬4頭中3頭は上位4番人気以内だった。
札幌開催のクイーンSにおける年齢別成績(2014年〜20年)
3歳馬は17年アエロリット(2番人気)が優勝、6歳馬は15年メイショウスザンナ(7番人気)・16年マコトブリジャール(9番人気)と2勝しているが、連対率・複勝率は低い。
札幌開催のクイーンSにおける前走距離別成績(2014年〜20年)
前走2000m組は15年メイショウスザンナら2勝で、複勝率26.9%。3着以内馬7頭中6頭は5番人気以下で、単勝回収率・複勝回収率とも100%を超えている。好走馬7頭中6頭は前走マーメイドS組。マーメイドS組は【2.2.2.11】で複勝率35.3%と好相性だ。
同距離の前走1800m組は18年ディアドラら2勝をあげているが、複勝率は12.5%と低い。
札幌開催のクイーンSにおける前走脚質別成績(2014年〜20年)
前走差し馬は15年メイショウスザンナの1勝のみだが、複勝率はトップの32.3%。一昨年は2・3着馬が該当し、3着以内馬10頭中6頭は5番人気以下の伏兵だった。
前走重賞組の前走着差別成績(2014年〜20年)
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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