[RUGGERSコラム] フランスワールドカップまであと1年!!〜各国の現在地〜

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 7月も後半となり、子供たちは待ちに待った夏休みに入りました。
 今年は夏に合宿を行うチームが増え、ラグビー合宿の聖地・菅平もコロナ前の状況へだいぶ戻ってきました。菅平が活気付くことで、日本のラグビーもより活気付いていくのではないかと感じています。

 そして、来年フランスで開催されるラグビーワールドカップに向けて、各国共準備が着々と進んでいます。今回のオニギリ's eye!!は、7月に行われたテストマッチから各国の現状についてオニギリ's eye!!したいと思います!!

 まず、7月に行われた各国の試合結果は以下の通りです。
 ■ニュージーランド(NZ) vs アイルランド
  ・第1戦 42-19
  ・第2戦 12-23
  ・第3戦 22-32
 NZはアイルランドを自国に迎えての戦い。初戦はオークランドの聖地イーデンパークにて、42-19で勝利しました。続く第2戦は強力FWに火が付いたアイルランドがNZの敵地で初めて勝利しました。このアイルランドのいい流れは第3戦も続き、連勝。NZのホームでの負け越しは1994年フランス戦以来となります。アイルランドはこの勝ち越しで世界ランキングが4位から1位に上がりました。アイルランドはこの3戦で、FWの強さを前面に出しながらも、攻撃回数を重ねて、最後はWTBでトライを取る形を発揮しています。秋に行われるオータムネーションズでは、南アフリカ・フィジー・オーストラリアと対戦予定で、この勢いで南半球勢に勝利を重ね、シックスネーションズでも結果が出ると、アイルランドは来年のワールドカップにおいて優勝候補筆頭になるのではないかとオニギリは注目しています。
 逆に心配なのはNZです。規律が守られておらず、シンビン・レッドカードが毎試合のように出ていました。8月に行われるチャンピオンズシップでの南半球同士の戦いに向けて、どう修正していくのか注目したいと思います。

 ■オーストラリア vs イングランド
  ・第1戦 30-28
  ・第2戦 17-25
  ・第3戦 17-21
 イングランドを率いるのは、日本でもお馴染みのエディー・ジョーンズ監督。今回の3連戦までオーストラリアはイングランドに8連敗しており、初戦も14人での戦いとなったものの、何とか僅差で連敗をストップすることができました。
 オーストラリアは日本でもプレーしている選手が多く、近鉄のクウェイド・クーパー選手、サントリーのサム・ケレビ選手、パナソニックのマリカ・コロインベテ選手が招集されました。初戦はクーパー選手が先発予定でしたが、直前の怪我で外れてしまい、非常に残念でした。試合でも前半から怪我人が続き、レッドカードも出たりと予想外の展開が多かったですが、スコアではオーストラリアがイングランドに勝利しました。3連勝を目指していたエディー・ジョーンズ監督は、会見で悔しさを露わにしていました。続く第2・3戦はイングランドが勝利しました。この両チームの試合は僅差でしたが、その中でPGを確実に決めていたことが勝因と思われます。イングランドのオーウェン・ファレル選手が高い成功率を発揮しました。

 ■南アフリカ vs ウェールズ
  ・第1戦 32-29
  ・第2戦 12-13
  ・第3戦 30-14
 世界ランキング1位だった南アフリカは、赤い壁ウェールズを迎えての3連戦となりました。
 第1戦から両国の激しい戦いが見られました。後半シンビンが重なり、途中12人で戦ったウェールズは、後半最後ラストワンプレーにおいて13人でスコアは29-29。守り切れば同点で終わるところ、ペナルティをしてしまい、南アフリカがPGを決めて逆転勝利となりました。
 続く第2戦は、南アフリカが大幅にメンバーを変えて臨んだ戦いとなりました。ワールドカップ連覇を狙うには選手層の厚さも大事な要素。それを見越して、初キャップも6人が出場しました。しかし、ウェールズは第1戦同様、粘りのある戦いを発揮し、南アフリカの敵地で初勝利を収めました。
 世界ランキング1位から陥落した南アフリカは第3戦、パワーのあるFWが赤い壁を何度も破り、勝ち越すことが出来ました。実力のある両者ではありますが、南アフリカは昨年とメンバーが変わっておらず、今夏のチャンピオンシップでニューフェイスが出てくるかが連覇へのキーになるかと思います。

 ■アルゼンチン vs スコットランド
  ・第1戦 26-18
  ・第2戦 6-29
  ・第3戦 34-31
 アルゼンチンは、オーストラリア代表監督であったマイケル・チェイカをヘッドコーチに迎えた新体制。スコットランドを自国に迎えての3連戦で、2勝1敗で勝ち越すことが出来ました。
 アルゼンチンは、キックとオフロードパスを有効的に使い、スコットランドに勝利しました。特に3戦目は15点差からの逆転だったので、チームの雰囲気も最高潮でチャンピオンシップに臨むことが出来るでしょう。対するスコットランドは若手が育ってきている印象です。オータムネーションズでもオーストラリア・NZ、そして今回負け越したアルゼンチンとも再戦があり楽しみです。

  ■日本 vs フランス
  ・第1戦 23-42
  ・第2戦 15-20
 我らが日本は、フランスを自国に迎えての戦い。第1戦、前半先制したのはフランスで、WTBに走られてトライを取られました。しかしその後日本はDFを修正し、テンポの良い攻撃を重ねて、タタフ選手のパワーでトライを取りました。前半はお互いPGも重ねて13-13の同点で折り返しました。後半は、フランスが地力を発揮し、日本はフランスのプレッシャーからミスが重なり、フランスのトライにつながっていきました。初戦は、悔しい敗戦となりました。
 第2戦は、国立競技場にフランスを迎えての戦いで、日本の歴史的勝利を期待した観客が5万人以上集まりました。試合は、第1戦同様フランスの先制から始まりましたが、前半の内に日本が2トライを重ねて、15-7で折り返しました。後半、またフランスの地力が発揮されると思いきや、粘り強いディフェンスで後半30分までは日本がリードしていました。しかし、残り10分で逆転され、15-20の惜敗となりました。最後、テビタ・タタフ選手がインゴールへ飛び込んだシーンもありましたが、TMOでインゴールノックオンと判定され、歴史的勝利を逃してしまいました。しかし、若手中心のフランスとはいえ、第1戦から修正した日本は、オータムネーションズでフランスと再戦も予定されており、敵地での勝利に期待したいところです。

 7月に行われたテストマッチの結果で世界ランキングは、以下のようになりました。
 1位 アイルランド
 2位 フランス
 3位 南アフリカ
 4位 ニュージーランド
 5位 イングランド
 6位 オーストラリア
 7位 スコットランド
 8位 ウェールズ
 9位 アルゼンチン
 10位 日本

 今回のテストマッチでは、北半球の調子の良さを感じました。一方南半球は8月から行われるニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ・アルゼンチンの4ヶ国で行われる「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」でどのような熱戦を繰り広げるのか、そしてどのように修正してくるのか。その結果が今秋のオータムネーションズで北半球を相手にどのように発揮されるのか。楽しみですね!
 日本も、イングランド・フランスとの対戦が予定されています。またどんなメンバーが選ばれるのか、ケガから戻ってきたり、新たな選手が選出されるかなど、楽しみは尽きません!!

 さぁ暑い夏を迎えますが、熱中症・コロナに気をつけて、ラグビーをみんなで盛り上げていきましょう!!

 ワクワクが止まりません!!!
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