風に苦戦 それでも小祝さくらは8位T

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

ニッポンハムレディスクラシック 桂ゴルフ倶楽部(北海道)第1日

 小祝さくらが首位から2打差の4アンダーで第1日を終えた。「チップインバーディーがあったし、ショットもまずまず。良かったと思う」と、ほっとひと息つく。中盤までバーディーを量産していただけに、もっとスコアを伸ばしてもー。そんな印象を受けたが、マネジメントで苦労の連続だった。

 「うまく風に対応できなかった。毎ホール、吹く方向が違う。何が本当かわからなかった」と首をひねる。そんな状況だからこそ、パー3の11番は値千金。残り12ヤードの第2打、58度でチップインに成功。「ちょっと強めにクラブが入ったけど、結果オーライです」と話した。

 地元開催のスタート。注目が集まる。「狙ってできるものではないけど、頑張ります。特に今季は(北海道で)4試合ありますから」と笑いながら話していた。一方、今大会は特別な意味合いがある。16年、アマチュアとして出場。まったく無名の存在だったが第1日、首位に立って全国のゴルフファンを驚かせた。勝みなみ、新垣比菜に次ぐ、黄金世代・第3のスター候補へ浮上。

 「今でも印象に残っているのは、6連続バーディー。当時はまだ、先のことだけど、プロでもやれるのでは…。そんな自信がわいてきた」と、なつかしそうに語っている。プロ入り後、19、21年と2回の6連続バーディーを記録しているが、自己ベストを更新する7連続はこれからのお楽しみだ。

 さらに、自身の小学生時代のエピソードを披露。小学4年でヒップポップのダンス教室へ通ったという。「当時からゴルフをしていたし、人前でプレーするものだからきっと役に立つと思った」とひと息ついて、「でも、みんなで行う合同レッスン。私よりも小さい子がバリバリに踊っているというのに、私はそのノリにはとてもついていけない。1年でやめました」。黒歴史も、現在では良き思い出に変化させている。

 一方、この日はグリーン対策として35.5インチと長いパターを用意。「通常は32.5インチ。中尺です。ボールが勝手にピンへ寄ってくれる転がりがいいパター」のひと工夫もあった。第2日は午前8時25分ティーオフ。「朝、風が吹かなければいいなぁ。それから、第1打を曲げないよう、集中です」と表情が引き締まる。前半戦のファイナル、大一番だ。
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