セレッソ大阪【J1リーグ第20節 鹿島vs. C大阪】あと一歩で連勝を逃すも、敵地で価値あるドロー。交代選手が次々に結果を残す
【CEREZO OSAKA】
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17分には、鈴木徳真、松田陸、山田寛人とつなぎ、山田がドリブルからシュート。25分にも、松田のパスを受けた山田がターンしてパス。アダム タガートが裏に抜けてチャンスを狙った。すると、35分、思わぬ形でセレッソが先制に成功した。奥埜博亮が相手GKへプレスをかけ、キックミスを誘うと、カットした毎熊晟矢が奥埜へつなぎ、奥埜が前線のアダム タガートへ縦パス。背番号9がトラップして前を向いた瞬間、相手DFのバックパスがゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなった。
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後半も立ち上がりは鹿島の攻勢に遭うと、52分に失点。サイドからのクロスを鈴木優磨にうまく収められ、シュートを決められた。鹿島のエースによるゴラッソにスタジアムの空気は鹿島に染められる。その後、55分、65分、68分と立て続けにピンチを招いたが、キム ジンヒョンの好セーブや松田陸の懸命なカバーもあり、3失点目を防ぐと、交代を機に守備のバランスが崩れた鹿島の隙を見逃さず、セレッソの途中出場の選手たちが牙をむく。
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77分、今度はマテイ ヨニッチのクリア気味のパスを収めた上門知樹がドリブルで持ち運び、背後へ走ったジェアン パトリッキへスルーパス。これをジェアン パトリッキがつま先で押し込み、ネットを揺らした。電光石火の2得点で逆転に成功したセレッソ。ここから試合を締めるべく、小菊昭雄監督は最後の交代カードとして西尾隆矢を右サイドバックへ投入。逃げ切り態勢を敷いた。危なげなく時計の針を進めていたセレッソだが、89分、一瞬の隙を突かれて失点。相手のスローインからのロングボールに対し、マテイ ヨニッチが鈴木優磨に競り負けると、セカンドボールに対応した西尾も弾き返せず、エヴェラウドに豪快なバイシクルシュートを決められた。土壇場で追い付かれたセレッソだが、最後まで諦めない。後半アディショナルタイムには、上門がクロスバーに当たるヘディングを放てば、中原もカットインからシュートを狙うなど、懸命に4点目を目指したが、無念のタイムアップ。点の取り合いとなった激闘は3-3で終了した。
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(文=小田尚史)
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