モーターのうなりを聞く三浦敬太 北海道を代表しボートレース甲子園に出場!

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE】

全国の都道府県代表が集う第4回ボートレース甲子園があさって5日、下関で開幕する。
台風の影響が心配されるが、準備は進めなければならない。
選手は余念なくあす4日の前検日を迎えることになる。

戦歴はもとより、個性と個性がぶつかり合うだけに面白味がある。そこに地域性が反映される大会なのだ。
よくアナウンサーが「北は北海道から南は九州沖縄まで全国津々浦々…」などというが、最初に登場する北海道代表が三浦敬太【写真2枚】。このボートレース甲子園、3回目の出場である。

【(C)BOATRACE イメージ写真】

社会人からの転身組で前職はピアノ調律師。大手楽器メーカーで研修を積みプロとして活動していた経歴をもつ。

ボートレーサーになってから「音感は調整に生きていますか?」とインタビューされ、「調律は音階を聞き分けるのとは違うので、果たしてどうでしょうか…」と答えたことがある。

この点を現役のピアノ調律師に聞くと、「音のうなりを聞いているんです」と返ってきた。
音叉(おんさ)を用い最初の基準音階を合わせると、あとは音の波長、つまりうなりを聞き分けているのだという。
うなりは、ハンマーがたたいている弦以外の共鳴に影響されるという。
「鍵盤を押さえたそこだけが鳴るのではないんです。極端にいうと全部の弦が共鳴している」のだ。
基準音に合わせながら音の階段をつくり、好ましくないうなりを取り除いていく作業、それが調律である。

…そう聞くと、なおのこと調律の感覚がモーター調整に生きてくると思えてならない。
音の高低よりも、調和や剛性を聞き分けられるからだ。

【(C)BOATRACE】

ピアノは楽器の王様という音楽家もいる。
単独演奏でもしかり、オーケストラに入ってもしかり。
6艇の競走で見せ場をつくり、主役となる目標は北海道にゆかりあるファンの願いに違いない。
ひとりである演奏はソロ。ふたりはデュオ、3人はトリオ、4人はカルテット、5人はクインテットという。聞いたことのある言葉だ。
では6人で奏でる演奏を何というか…、調べてみた。

“セクステット”あるいは“シックステット”というらしい。
当然、ピアノ六重奏も含まれる。6艇の競走の王様になってほしいものだ。

第4回全国ボートレース甲子園は5日火曜日、下関で開幕する。注目したい。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント