「頂点を、つかむ。」 マリーンズ戦記 7月1日 イーグルス戦 6対4 五割復帰

千葉ロッテマリーンズ
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【千葉ロッテマリーンズ井口資仁監督】

 人生においていかに気持ちが大事かという事を今のマリーンズは教えてくれている。6月5日、東京ドームでの試合前時点で借金は9あった。周囲から悲観の声が漏れる中、マリーンズベンチは前を向いていた。この試合を10対4で制すると向かい風は追い風に変わった。7月1日、ZOZOマリンスタジアムで行われたイーグルス戦。一時は13・5ゲームという絶望的な大差をつけられていたチームとの対戦であった。4回まで10奪三振を奪うなどの絶好調の先発 佐々木朗希は右手中指のマメを潰すアクシデントで大事を取って降板。試合も降板直後に逆転3ランを許すと、七回にも1点を追加される嫌な展開で進んでいった。ため息が漏れるスタジアム。それでもやはりマリーンズは強い気持ちをもってプレーを続けた。絶対に逆転してやる。想いは結実した。七回に高部の2点適時二塁打で同点においつくと八回に佐藤都志也捕手が勝ち越しの3号ソロ。さらに荻野が適時打で1点を追加し、厳しい試合を制した。かくしてマリーンズは借金をすべて返済しあれほどあった2位イーグルスとのゲーム差を、わずか3ゲームとした。

 「しっかりと先制して、逆転された後もみんなで繋いで逆転をすることが出来た」

 井口資仁監督は試合後、強い気持ちを持ち続ける頼もしき選手たちを褒めた。最後までどんな状況でも絶対に諦めない。初回から集中して、繋ぐ野球に徹する。就任以来、口酸っぱく言い続けたことを今の選手たちは率先して実行に移している。ベンチから見える選手たちのその姿が誇らしく感じた。

 試合前練習から特に期待をしていたのは佐藤都志也捕手だった。打撃練習では鋭い打球を連発。ゲージ裏で見守った指揮官は状態の良さを感じ取っていた。

 「(佐藤)都志也は非常に練習から良かった。色々な打ち方を試しながらようやく今日は打撃練習からいい状態だった。ここから打ってくれると思う」と井口監督。この日のゲームでは最初は一塁を守り、途中でマスクを被り、最後は再び一塁にいた。四回には左前適時打。そして八回。打球は奇麗な弧を描きライトスタンドに飛び込んだ。打った瞬間に確信をすると、右手を突き上げ喜びを表現した。思惑通りの結果に、指揮官はマスク越しでも分かる笑顔を見せた。

 「しっかりと上位でランナーを溜めてクリーンアップで還すという野球が出来れば上を狙えると思う」

 井口監督は語気を強めて会見を締めた。勝率五割に達した。しかし目指すべき場所はここではない。頂点である。だから、すぐに気を引き締め直した。ただ確かな手ごたえはある。頼もしき選手たちは日に日に成長した姿を見せ、自信を掴みつつある。ここからイッキに突き抜けることが出来るという確信に似た思いが生まれている。

 「頂点を、つかむ。」というスローガンを掲げスタートした2022年。年始から182日目を迎え、年末までは183日とした。最後まで諦めない強い心がマリーンズを頂点へと導いている。閉塞感漂う現代社会において最後まで諦めなければ、想いは叶うということを証明し応援してくれるファンを勇気づける日々が続いている。今日も熱い日だった。そんな一日は若者たちの心が爆発した歓喜の夜で締められた。
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