【ガンバ大阪】今季初のホーム連勝へ。浦和に勝ち切り、ガンバの反攻を加速する

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【©GAMBA OSAKA】

中2日の連戦で「今、一番勢いがあるチーム」と片野坂監督が評した4連勝の広島相手に2-0で快勝。リーグ最小失点の難敵相手に、ガンバが目指すスタイルを見せつけ勝ち切ったことは、チームが目指す方向性の正しさを示すものだった。
ルーキーの坂本にプロ初ゴールが生まれ、過密日程の戦いを総力戦で勝ち切ったガンバだが、既に視線は次なる戦いに向いている。

「広島戦の勝利は、今までにないほどホームで必要な勝利だった。上位相手にあれだけのサッカーを見せられたのは自分たちが自信をつける作業として一番良かった。ただ連戦が続く中で、次の浦和戦は広島戦以上に大事な試合になる」と話すのは連戦の中でも献身的にチームを支えるダワンだ。

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広島戦に勝利したことで12位に浮上したガンバだが、依然降格圏である17位との勝点差もわずかに3。気の抜けない戦いが続くのは間違いないが、「相手がどこであろうと今僕たちに必要なのは勝利だけ。下を見る状況でなく、前節からの勢いを持って、上を追いかけるだけ」とダワンもここからの巻き返しに向けて気合十分だ。
広島戦で坂本が決めた2点目の場面では最後尾から複数の選手がパスに絡み、片野坂監督が目指してきたスタイルの一端を披露したが「自分たちが速攻する時と遅攻する時の使い分けが広島戦では上手く出来た」と石毛。再び中2日の連戦が続くガンバだけに、ハイプレスだけでなく、ボールを握る時間帯とのメリハリが不可欠になる。

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「ロドリゲス監督がうまい構築やボール運びをしてくるのはやっかい。チームとして共通認識を持ってトライすることが大事」(片野坂監督)。
浦和の得点数はリーグ10位。決して爆発力があるとは言えないが、自陣からボールをつなぐスタイルは完成しておりドリブルの回数はリーグ4位、パス本数も6位と侮れない相手であるのは間違いない。「試合の状況を見ながら強く守備に行くところと、1回ブロックを作るところなど、状況を見極めながらやれれば勝てる」とハードワークで攻守に奮闘する石毛も、勝利への道筋を頭の中に描いている。
広島戦では、本来とは異なる布陣で挑んできた相手に対しクレバーに対応したガンバだが、ボール回しに長ける浦和に対しても臨機応変に戦いながら、攻撃時には大胆に迫りたい。

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一方の浦和もシーズン序盤は出遅れたものの、復調の兆しを見せている。直近の3試合は2勝1分けで、連勝を飾ってパナソニックスタジアム吹田に乗り込んで来る。
浦和は前節の神戸戦で、過去ガンバを苦しめてきたユンカーが負傷交代。しかし、トップ下の江坂は2得点している上に、センターバックのショルツも3得点を奪うなどセットプレーも要注意。特にパスワークの起点となるボランチの岩尾を自由にさせないことが、ガンバには不可欠だ。
猛暑が続く中での連戦だが、ダワンは今季ホーム初の連勝に向けキッパリと言い切った。「戦うスピリットや勝利への意欲を持っているチームが、試合が終わった後、勝点3を持ってピッチから出て来られる。間違いなくそれはガンバだと思う」。
サポーターの前で、連勝への渇望をそのプレーで示すのみだ。

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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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