ボートレース芦屋（福岡県芦屋町）の「G2モーターボート大賞 次世代スターチャレンジバトル」は28日に開幕した。

　初日はスタンド側からの緩やかな横風で水面コンディションは絶好。こうなると芦屋はインが強く、抜きの1回を含めて初日は9勝と圧倒的な強さ。その分、3連単の配当も落ち着いて、万舟券は8Rで丸岡正典が1着だったときの1本のみだった。

　初日注目の12R「バトルドリーム1st」は、1号艇の井口佳典【写真上】がピット離れで遅れてしまったが、何とかインを確保。スタートも後手を踏みながら、先マイに持ち込んだが、5コースからまくり差した下條雄太郎と大外から差した大山千広に届かれる苦しい展開。しかし、1周2マークで下條と大山が競る展開になり、ここで井口が差して1着。下條が大山に競り勝って3連単の1-5-6は4710円の18番人気だった。

　予選組に連勝の選手は不在だったが土屋智則【写真上】が2号艇でインを奪取するシーンもあり、2、1着と好走。仲谷颯仁と赤羽克也は2着2本。丸岡正典、豊田健士郎、西野雄貴、島村隆幸の4人は3、1着にまとめている。高田ひかるは前半4Rで大外まくりを決めたが、後半10Rでは1号艇からピット離れで遅れてしまい、前付けに動いてのイン取り。しかし、スタートが決まらずに6着と大敗してしまった。

　2日目12R、ドリーム戦のメンバーと組み合わせは次の通り。

＜芦屋 2日目 12R バトルドリーム2nd＞
1枠　仲谷　颯仁（福岡支部）
2枠　森高　一真（香川支部）
3枠　島村　隆幸（徳島支部）
4枠　丸岡　正典（大阪支部）
5枠　高田ひかる（三重支部）
6枠　土屋　智則（群馬支部）

　初日2着2本と好走した仲谷颯仁【冒頭の写真】が1号艇で登場。「グリップ感があって出足、ターン回りがいい」と成績通りの好感触を得ており、しっかり逃げて人気に応えそうな雰囲気。

　不気味なのは6号艇の土屋智則。初日7Rでは2号艇ながら、S展示でも本番でもピット離れでインを奪取したが、知る人ぞ知るピット離れ名人。S展示のコースに関係なく、本番では内寄りに入ってくる可能性もあるので注意が必要。高田ひかるは大外濃厚だが、逆にピット離れを気にせず調整ができるので、初日4Rの再現、大外まくりがあるかもしれない。