<重賞レース分析>帝王賞は、臨戦過程などを素直に評価したい!

東京シティ競馬
チーム・協会

【第44回優勝馬:テーオーケインズ号】

6月29日(水)に東京シティ競馬(大井競馬場)で第45回帝王賞(JpnI)が実施される。
ダート部門の実力馬たちが全国各地から集う2022年上半期のグランプリレースとなる帝王賞。
1995年から地方・中央の指定交流競走となり、コンサートボーイやアジュディミツオー、フリオーソら地方の名馬たちがJRAの強豪馬を相手に数々の名レースを生み出した。
ここでは帝王賞過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。


<レース情報>
第45回帝王賞(JpnI)
日程:2022年6月29日(水)20:10発走
距離:2,000m

第44回優勝馬:テーオーケインズ号 【東京シティ競馬】

■人気薄の馬が好走を果たした例は多くない

【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[1-6-1-2](3着内率80.0%)、2〜5番人気の馬は[8-3-7-22](3着内率45.0%)、「6番人気以下」の馬は[1-1-2-78](3着内率4.9%)となっている。まずは単勝「1番人気」馬をはじめとする前評判の高い馬に注目した方が良さそうだ。

■「JRA」所属馬が優勢

【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-1-2-65](3着内率4.4%)、「JRA」の馬は[10-9-8-37](3着内率42.2%)となっている。基本的には「JRA」所属馬が中心と見ておきたい。

■「4歳」の馬は信頼できる

【馬齢別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

馬齢別成績を見ると、「4歳」の馬は[5-3-1-12](3着内率42.9%)、5歳以上の馬は[5-7-9-90](3着内率18.9%)となっている。今年も「4歳」の馬が出走してきたら高く評価すべきだろう。

■大敗直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[9-9-8-61](3着内率29.9%)、6着以下・中止の馬は[1-1-2-41](3着内率8.9%)となっている。大敗直後の馬は評価を下げた方が良さそうだ。

■帝王賞より短い距離のレースを経由してきた馬が中心

【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の距離別成績を見ると、1,900m以下の馬は[9-8-8-57](3着内率30.5%)、1,900m超の馬は[1-2-2-45](3着内率10.0%)となっている。前走が今回より短い距離のレースだった馬を重視したい。

■前走の出走頭数がポイント

【前走の出走頭数別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[3-3-1-31](3着内率18.4%)、12頭以上の馬は[7-7-9-71](3着内率24.5%)となっている。なお、第39回(平成28年)以降の過去6年に限ると、11頭以下の馬は[0-1-0-22](3着内率4.3%)、12頭以上の馬は[6-5-6-44](3着内率27.9%)である。たとえ前走が格の高いレースであっても、少頭数のレースを経由してきた馬は過信禁物と見るべきだろう。

■近年は大型馬が期待を裏切りがち

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬 【東京シティ競馬】

 前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg未満の馬は[3-6-5-53](3着内率20.9%)、500kg以上の馬は[5-4-3-43](3着内率21.8%)、計測不能の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)、記録なしの馬は[2-0-2-5](3着内率44.4%)となっている。ただし、第42回(令和元年)以降の過去3年に限ると、500kg未満の馬は[2-3-2-18](3着内率28.0%)、500kg以上の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)、記録なしの馬は[1-0-1-1](3着内率66.7%)である。近年の傾向を重視するならば、大型馬は割り引きが必要だ。

■前走の条件に注目

【前走の条件別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

 前走の条件別成績を見ると、「ダートグレード競走ならびにJRA・国外の重賞」だった馬は3着内率39.4%と優秀な成績を収めている。一方「ダートグレード競走ならびにJRA・国外の重賞以外」だった馬の3着内率は3.3%どまりである。前走がJRAのオープン特別やダートグレード競走ではない地方の重賞だった馬はあまり強調できない。


TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。

<伊吹雅也>
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著者プロフィール

東京シティ競馬

東京都心部(品川区)にある大井競馬場は「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で1950年の開場以来、都心のレジャースポットとして長年にわたり親しまれています。1986年に日本で初めて実施したナイター競馬「トゥインクルレース」は、東京のみならず、インターネット投票や無料のライブ中継などにより日本全国のナイトライフのレジャーとして受け入れられています。2011年に東京大賞典の国際GⅠ格付けを取得、2021年に世界唯一となる左右両回りコースを導入するなど強い馬づくりのために様々な先進的取組みを展開しております。

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