【スターツシニア/2R】「エージシュート狙いたい」 66歳・倉本昌弘、連日『68』5位浮上

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【©PGA】

第22回スターツシニアゴルフトーナメント 第2ラウンド

 
 前PGA会長の倉本昌弘が6バーディ・2ボギーで連日の「68」をマークして、首位の藤田寛之と6打差のトータル8アンダー・5位タイに浮上してきた。自分の年齢以下のスコアで回る“エージシュート”までは、あと2つ届かなかった。

 第2ラウンドは出だしの1番から3連続バーディでロケットスタートを切ると、9番でもバーディを奪って、前半を4アンダーで折り返した。エージシュートまであと2つ。「もうちょっといける」と思った矢先、「10番で3パットしてから止まりました。あれが痛いです」とボギーで1つ落としてしまった。その後、13番でもボギーが来てエージシュートは遠のく。それでも、15番のバーディで1つ戻すと、最終18番パー5ではグリーンの遠いサイドのバンカーから、きっちり寄せてバーディでフィニッシュした。

 「ショットが非常に良かった。でもバーディが獲れそうで獲れてない」。

 チャンスはたくさん作ったが、パットがもう少し入っていればというプレー内容。16番のチャンスも外し、「あそこでバーディが獲れていれば、エージシュートが狙えたかなと思うんですけどね。きのうもきょうもあと2つでした」と悔やむ。


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 あすの最終日に向けては「いまのスコアでは優勝はほぼ無理なので、少しでも上位に行けるように、明日もエージシュートを目指して頑張りたいと思います」と倉本。19年大会では最終日に「64」とまくって、プレーオフで谷口徹を破って優勝。「66」以下のエージシュートの可能性は十分にある。

 倉本はきょう、大会主催のスターツを意識して、明るいグリーンのウェアでプレーした。

 「初日は盛り上がるし、最終日もテレビで盛り上がるけど、きょう(2日目)は何もないからスターツカラーで頑張ろうと思って」。大会を盛り上げようという気持ちがウェアに表れた。

 昨年までは4期8年にわたって日本プロゴルフ協会(PGA)の会長職を務め、なかなか自分のゴルフに時間を割けなかった。それでも昨年、賞金ランキング30位でシード権を獲ったのは、さすがのひと言。本人も「やっといまゴルフをやる体制になってきた。それまではゴルフをやれているけど、慣れてないので、非常に難しかった」と忙しかった時期を振り返る。

 ゴルフに向き合う時間が増えて別の悩みも。

 「いまは練習できているんだから、できるだろうと思ってやると、なかなか上手くいかない」と言うように、ここまでシニア3試合で41位、67位、28位と思ったような成績は残せていない。しかし、上位で最終日を迎える今大会では「そこそこ良くなってきた」と調子が上向いている。

 最終日のエージシュートを期待しても良さそうだ。

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PGAはゴルフの正しい普及と発展を願い、誰にでも愛される「国民のスポーツ」「生涯スポーツ」となるため、日本ゴルフ界のリーダーとして活動しています。PGAの使命は、トーナメントプレーヤーの育成、ゴルフ大会の開催・運営に加え、ゴルフの正しい普及と発展を具現化するために、ティーチングプロ資格を付与したゴルフ指導者を育成しています。さらにPGAでは幅広い分野で積極的な取り組みを行い、地域に密着した社会貢献活動、ジュニアゴルファーの育成など多方面にわたる取り組みを日々歩み続けています。

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