【日本選手権】第4日ハイライト/東京五輪入賞選手が躍動!橋岡は参加標準記録を突破し世界選手権内定、3種目挑戦の田中は2冠達成
【フォート・キシモト】
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800mの自己ベスト2分02秒36は決勝進出者の中では最速で、予選も全体1位の記録で通過。優勝候補の“本命”として決勝を迎えました。そんな中、スタート直後から塩見綾乃(岩谷産業)が飛び出して逃げ切りを図ります。残り150m付近から田中が猛追しましたが、わずかに届かず。塩見が2分04秒24で初優勝し、田中は2分04秒51で2位でした。
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記録的には男子砲丸投も盛況でした。上位3人が18m台という激戦を制したのは村上輝(日本体育施設)。日本歴代8位タイの18m29でアツオビン・ジェイソン(福岡大)や奥村仁志(国士舘大)らを抑えて初優勝を飾りました。女子400mハードルも山本亜美(立命館大)が日本歴代6位の56秒38で2連覇を飾り、従来の自己ベスト57秒04から大躍進を遂げました。
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男子やり投のディーン元気(ミズノ)は81m02で2012年以来10年ぶりの頂点に立ちました。ターゲットナンバーでの世界選手権の初出場が有力です。女子走高跳は高橋渚(メイスンワーク)が4年ぶりに自己記録を1cm上回る1m81で初優勝。1分47秒07で男子800m1位の金子魅玖人(中央大)も初の戴冠でした。
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同時開催のU20日本選手権は13種目の決勝が行われ、男子走幅跳は渡邉希(筑波大)が自己記録を一気に38cmも更新する7m85(+1.6)の大会新記録で優勝しました。同砲丸投は山田暉斗(法政二高・神奈川)がU20日本歴代5位となる18m01で制するなど、好記録が続出しました。U20世界選手権は8月1日から6日までコロンビアのカリで開催されます。
世界選手権の代表選考(参加標準記録有効期間)は6月26日までで、現時点で3枠が埋まっていない種目は参加標準記録の突破やWAワールドランキングのターゲットナンバーによって代表入りのチャンスがあります。6月29日にWAから出場資格選手が発表されるため、日本陸連では6月30日以降に第2次代表内定選手を発表する予定です。
文:月刊陸上競技編集部
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