6.3『ONE158』見どころ解説!元DEEP王者、和田竜光、元世界王者との一戦を制し、悲願のONE王座挑戦となるか。

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【ONE Championship】

 今週の6月3日(金)、世界最大級の格闘技団体・ONEチャンピオンシップ株式会社(以下、ONE)はシンガポール・インドアスタジアムにて『ONE 158: Tawanchai vs. Larsen』を開催。日本からは、元DEEP王者の和田竜光(33=フリー)が参戦し、元ONE同級世界王者のカイラット・アクメトフ(34=カザフスタン)に挑む。

フライ級/和田竜光 vs. カイラット・アクメトフ

33歳で40戦近い戦歴を誇る元DEEPフライ級王者の和田にとって、この試合はキャリア最大のチャンスなのかもしれない。

「打・倒・極」の全てにおいて優れたオールラウンダーで日本軽量級最強との呼び声もある和田。タイトルショット挑戦の実力は十分にあるものの、2018年7月にONE初参戦して以来、いまだベルトを賭けた試合は行っていない。

ONEでの負け試合もKOや一本によるものではなく、接戦の末ジャッジの判断に委ねられたもの。その中でも、元UFC世界王者のデメトリアス・ジョンソンとの戦いでは、果敢な攻めで、世界最強と謳われるDJのバックを取り、会場を大いに沸かせた。

今回対戦するのは、現在ランキング2位で4連勝と波に乗る元ONEフライ級世界王者のアクメトフ。強靭なフィジカルと、カザフスタンの国内王者に3度も輝いたレスリング力が武器だ。

アクメトフの猛然と襲いかかる強いプレッシャーに押し負けることなく、一発で相手を沈める殺傷能力の高い打撃と、相手をなぎ倒すようなタックルを、和田がどの様に捌いていくか、が勝負のカギだろう。

そして、相手の攻撃リズムを崩しながら、グラウンド展開に引き込み、得意の“おたつロック”から元王者を締め落とすことができるか。この辺りに注目、そして期待したい。

現在ランク外の和田だが、この試合で勝利すれば、ランキング上位入りはもちろんのこと、一気にタイトル挑戦の権利を得る可能性がある。

和田は戦前の公式インタビューで「今はベルトを取りたい。カイラットがランキング2位なので、やっつけたらその上とやる資格があるはずだ」と答えている。和田にとっては、最大のチャンスとなる一戦。悲願のタイトル挑戦となるか。


本大会の『ONE 158: Tawanchai vs. Larsen』は本日3日(金)18時30分から「ABEMA」の格闘チャンネルにて生中継される。和田の試合は第10試合(メインカード)で実施予定だ。
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シンガポール発、アジアで絶大な人気を誇る格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」! 世界トップクラスの選手や日本人注目選手の最新情報をお届けいたします。

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