【サーフィン】ついにワールドロングボードツアー開幕戦『Sydney Surf Pro WLT』ハリソン・ローチ&ホノルア・ブロムフィルドが優勝!
【(ホノルア&ハリソン) PHOTO: © WSL/Cait Miers】
世界中のロガーが待ち望んでいたWSL(ワールドサーフリーグ)ロングボードツアー戦『Sydney Surf Pro WLT』がオーストラリア、シドニー近郊のマンリービーチで開催され、現地時間5月24日に終了した。
イベント期間中はロング向けのグッドコンディションに恵まれた時間帯が多く、世界トップレベルのライディングが十分に堪能できた。
更にローカルのタリー・ホワイト、デクラン・ワイトンが快進撃を続けたこともあり、ジョエル・チューダーの出場停止処分、ツアーディレクターのデヴォン・ハワードが辞任と開幕戦前のいざこざを払拭するような素晴らしいイベントになった。
日本人選手は田岡なつみ&井上鷹がクオーターファイナル進出の5位
井上鷹 【© WSL/Cait Miers】
第1戦、第2戦は優勝が5,000ポイント。
最終戦のマリブのみ10,000ポイントが与えられ、ワールドタイトルは3イベントの内、ベスト2イベントのポイントで争われる。
選手はメンズ、ウィメンズ共に20名。
2021年ランキングトップ10、各リージョナルから選ばれた7名、WSLワイルドカード1名、イベントワイルドカード2名で構成。(ワイルドカード:特別出場権)
日本からは田岡なつみ、井上鷹が参加している。
田岡なつみ 【© WSL/Cait Miers】
井上鷹はR4でベテランのトニー・シルヴァニ(USA)と対戦して8.60を含むトータル16.27を出して圧勝。
QFではマンリーローカルのデクラン・ワイトンに抑えられ、田岡なつみと同じ5位で開幕戦をフィニッシュした。
タイトル候補のハリソンがまずは1勝
ハリソンの完璧なハング10 【© WSL/Cait Miers】
ファイナリストはハリソンとSF(セミファイナル)でカニエラを倒したベン・スキナー(GBR)が選ばれ、今まさに波が崩れそうなクリティカルセクションでのノーズライド、大きく優雅なターンで8ポイント台を2本重ねたハリソンが圧勝。
2019年からツアーに参加しているハリソンは今回が初優勝ながら、今年のワールドタイトル最終力候補と言われている。
「ここに来た目標を果たしたし、ロングボードツアー初優勝なので最高に嬉しいよ。もちろん、最終目標はワールドタイトルを獲得することさ。カリフォルニアのマリブで開催される最終戦がタイトル獲得に重要だけど、間違いなく理想的なスタートだね。今日はローカルヒーローのデクラン・ワイトンをファンの前で倒し、更ににベン・スキナーをファイナルで敗った。波も良かったし、最高のサーフィンの日だったさ」
ちなみに井上鷹然り、多くのロガーは短いボードも上手く、特にポイントブレイクで育ったハリソンのスキルは超越している。
ホノルアが4度目のタイトル獲得に前進
ホノルアのハング10 【© WSL/Cait Miers】
ファイナルでは序盤クロエがミドルスコアを重ねて主導権を握っていたが、ホノルアが後半に長いノーズライドからターンでインサイドまで繋いで6ポイント台をスコア。僅か0.81ポイント差で通算5勝目を決めた。
昨年、22歳で3度目のワールドタイトルを獲得したホノルア。
4度目のタイトル獲得に前進した。
ツアー通算5勝目を決めたホノルア 【© WSL/Cait Miers】
次の第3戦『Vans Duct Tape Invitational』はカリフォルニア・ハンティントンビーチで8月3日〜7日に開催。
CSの『VANS US Open of Surfing』との併催で盛り上がるだろう。
WLT開幕戦『Sydney Surf Pro WLT』結果
1位 ハリソン・ローチ(AUS)
2位 ベン・スキナー(GBR)
3位 カニエラ・スチュワート(HAW)、デクラン・ワイトン(AUS)
5位 ジェフソン・シルヴァ(BRA)、カイ・サラス(HAW)、コール・ロビン(USA)、井上鷹(JPN)
ウィメンズ
1位 ホノルア・ブロムフィルド(HAW)
2位 クロエ・カルモン(BRA)
3位 タリー・ホワイト(AUS)、ソレイユ・エリコ(USA)
5位 田岡なつみ(JPN)、メイソン・シュレンマー(USA)、ソフィア・カルヘン(HAW)、レイチェル・ティリー(USA)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
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