ムエタイ歴戦の猛者に敗北も内藤大樹は前向き。「必ず世界チャンピオンになれる」

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【ONE Championship】

内藤大樹の表情と言葉は、早くも戦闘モードに戻っているようだった。
世界最大級の格闘技団体・ONEチャンピオンシップ株式会社(以下、ONE)が5月22日にシンガポール・インドアスタジアムで開催したONE 157で、内藤はフライ級ムエタイワールドグランプリに出場。1回戦で、ムエタイで数々のタイトルを獲得してきたスーパーレック・ キアトモー9と対戦したが、0対3の判定負けを喫した。
戦いを終えて10日ほどのタイミングで取材に応じてくれたが、その視線は既に未来へ向いていた。

必ずチャンピオンになれる

「世界最高峰のレベルを感じることができました。負けたのは悔しいですが勉強になりましたし、時間はかかっても必ず世界チャンピオンになれると思いました」

こう語るように収穫と課題が明確になった試合だった。1ラウンド目は「イケると思いました」と振り返るように、スーパーレックが得意とする右のミドルキックにそこまで重さを感じることはなく「相手のキックに合わせて転かすことも3、4回できました」と相手の強みが脅威には感じなかったという。

だが、歴戦の猛者は対応力や切り替えが凄かった。スーパーレックは2ラウンドに入ると強引に中に入って肘打ちを繰り出すようになった。そのうちの一発が額に入りカット(出血)。そこからは「近い距離を警戒してガードすることに必死になってしまいました」と反省する。
「肘に関して僕は防御しかできませんでしたが、肘の打ち合いができるようになれば流れは変わったかもしれません」と話し、試合に点数をつけるとすると「50点」だという。

【ONE Championship】

今夏は海外で練習も視野に

「ムエタイルールはONEに来てから始めたので、まだ伸びしろがあると思います。キックボクシングでは特に差は無いので、ムエタイ特有の肘や首相撲の技術をイチから学ばないといけません」
そのため、夏には1ヶ月ほどの海外武者修行も考えているという。敗れても必要以上に気持ちが落ち込まないのは「世界チャンピオンになる」という揺るぎない目標があるからだ。
今回、自身の試合を振り返り、1回戦の他3試合も見て「技術の高さ、気持ちの強さ、どれも世界で一番だと思いました」と、ONEのベルトが世界最高峰のものだと再確認したからこそ、その思いはより強まった。
試合に対する反響のコメントもチェックし「“日本人では無理だ”というコメントも読みましたが、今に見てろよという気持ちです」と否定の声も活力になっている。

負けて終わりではない。山の頂が見え、その登り方が分かったからこそ、内藤大樹はまだまだ強くなる。

取材・文=高木遊
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