<国内男子ゴルフ>クウェイルは初の全英切符もプレーオフ敗退「優勝したかった…」

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【大会上位4人の資格でビンセント、クウェイル、ケネディ、デロスサントスが全英切符©JGTOimages】

■上位4人が聖地の切符「〜全英への道〜ミズノオープン」5月26日―29日
JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)7461yard・par72 ▼ 29日(大会最終日)

上位4人が今年の150回目をセントアンドリュースで迎える「全英オープン(7月14日―17日)」の出場資格を得た。

大会2位で手にした豪州のアンソニー・クウェイルには、初のメジャー切符だ。
「全英に行けることは素直に嬉しい」と、絞り出したが今はとにかく悔しさだけが先に立つ。

2位に4差で出た最終日はたびたびショットが乱れてケネディに迫られるなど、何度も危機を迎えたが、なんとかリードを保って折り返した。

だが後半、今度は3つ前のビンセントが猛追。もつれにもつれて入った終盤の17番では1メートルもないパーパットがカップに蹴られ、タイで迎えた最後の18番パー5ではティショットが左の池に。
最後のチャンスホールをパーで収めるので精一杯だった。

再び18番ホールで臨んだプレーオフは、最初のホールでビンセントが池。決着する好機だったがパーで分け、延長2ホール目では今度はクウェイルがまた池に。
痛恨のボギーで勝機を逸した。

予選通過者の記念撮影には笑顔で収まったが思いは複雑だった。
「優勝したかった…」と、苦笑いでつぶやき「初めての全英オープン。頑張ってきます」と、精一杯の抱負を述べた。

【悔しいです…】

なお、優勝したビンセントと大会2位のクウェイルのほか、3位のブラッド・ケネディ(豪)と4位のジャスティン・デロスサントス(フィリピン)が「全英オープン」の出場資格を獲得した。

ケネディは2年連続4度目の出場。
「セントアンドリュースの経験はあるのですが全英で回るのは初めて。とても楽しみです」。
デロスサントスは初メジャー切符。「楽しみで仕方ない」と喜んでいた。

そのほかチャン・キムと金谷拓実、ショーン・ノリス、桂川有人、今平周吾がすでに出場権を獲得している。
また、今年国内初戦の「東建ホームメイトカップ」からカウントしている「全英オープン」の日本予選ランキングは次週の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」が最終戦で、最上位1名が権利を得られることになっている。
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