首位の鎌田ヒロミ 35センチで安定感&安心感

チーム・協会

【<Photo:Ken Ishii/Getty Images>】

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第5戦『ツインフィールズレディーストーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が5月19日、石川県小松市・ゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコース(6,509ヤード/パー72)で開幕。プロ入り10年目の鎌田ヒロミが、4アンダーで首位に立った。2打差の2アンダー、2位タイは篠崎愛、O.サタヤが続く。
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 第1日、アンダーパーでホールアウトした選手は、わずか7人だった。鎌田ヒロミは、パッティングが好調。チャンスをしっかりモノにする。10番スタートのこの日、好調を引き寄せたのは12番。

 「5メートルぐらいあった。しかも下りの難しいラインです。狙いにいけるパッティングではなかったけど、最後のひと転がりでコロン。本当に大きかったですね」と解説した。その後も15番で4メートル。後半へ入って2、5、6番で5-7メートルとミドルパットをカップインさせた。14年、山陽新聞レディースカップ以来、8年ぶりの首位発進。

 原動力は、もちろんパターである。グリップが通常より長い。シャフトの約半分を覆っていた。通常、グリップは26-27センチだが、35センチもある。「今週、このグリップへ戻した。不調続きで1日ごとに替えることもあったけど、このコースにはすごく合っているみたい。良さを再認識した」という。

 しかも、ほぼ、ぶっつけ本番。「練習ラウンド後、メーカーさんから、近くのクラブ工房を紹介していただき、グリップを入れ直した。夕方5時に仕上がったけど、パターのグリップは一晩、寝かさないと危ないと言われて…」。舞台裏を明かした。ただし、いきなりでも、「握るだけで安心感がある。気持ちの面で、すごいアドバンテージだと思う」と加える。

 一方で、浮かれた様子などまったくなし。「これまで調子があまりいいとはいえなかった。今までは、4アンダー出たら、あすもーと思ったけど、欲張りません」。喜ぶのは最終日、結果が出た後でも遅くはない。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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