黒と金のコントラストが魅力の「肥後象嵌」 ホークスコラボ込めた製作者の思い

福岡ソフトバンクホークス
チーム・協会

【本革の名刺入れの中にはアンバサダー今宮選手の名刺が一枚セットされています】

福岡ソフトバンクホークスでは、九州を元気にするプロジェクト「ファイト!九州」の一環として、九州8県9種の伝統工芸とのコラボグッズを発売している。伝統工芸品とのコラボグッズの販売は昨年に続いて2年目。九州各地の伝統と技術が詰まった特別なグッズを、手がけた職人たちの思いと共に紹介していく。

熊本県の伝統的工芸品は、400年以上の歴史と伝統を誇る「肥後象嵌」だ。経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されており、今回のコラボ商品を手がけた株式会社「光助」の大住裕司代表取締役社長は「国からの指定は受けていますが、伝統的工芸品の中でも『象嵌』は1番、知名度が低いと言われています。こういうコラボをすることで広く知っていただきたい」と語る。

肥後象嵌の制作過程 【(C)SoftBank HAWKS】

肥後象嵌の歴史は、江戸時代初期の1600年代前半に遡る。刀の鍔の装飾を好んでいた肥後藩主の細川忠興が、鍔に純金細工である「象嵌」を施したのが、本格的な始まりとされる。その後は刀や鉄砲、煙管などにファッションとして「象嵌」は親しまれ、特に江戸時代は男物に施されて“ダンディズム”の象徴とされた。刀や鉄砲が必要なくなった明治時代以降は、その時代に則したものに装飾されてきた。

今回のホークスとのコラボ商品は「栞」と「名刺入れ」の2種類。4代目の大住氏は「栞は一般的で人気があるものです。栞は十数年前から製作しており、いろんな形を作ってきました。桜、銀杏の2種類は人気のある商品です。名刺入れは今回が実質初めてになります」と、商品について説明する。

ホークスロゴである「sh」が純金細工された名刺入れと、しおりがラインナップ。しおりはさくら柄の純金細工が美しく、桐箱に入った貴重な一品です。贈り物にも最適です! 【(C)SoftBank HAWKS】

伝統的工芸品として国から指定されているとはいえ「肥後象嵌」は広く知られたものではない。大住氏も「伝統的工芸品として紹介される写真でも肥後象嵌は鍔が載っているんです。見た人もピンと来ないですし、分からないんです」という。だからこそ今回のコラボのように多くの人の目に触れる機会を「ありがたいですね」と言う。

地味と思われがちな象嵌だが、黒とのコントラストの中で金は眩いばかり光を放つ。大住氏も「象嵌の良さを知ってもらいたいですね。純金細工ってものすごく光る。渋い黒とのコントラストが物凄くいいと思います」とその魅力を語る。熊本県のアンバサダーは今宮健太内野手。「象嵌を今宮選手なりに感じていただいて、良さを伝えていただければと思います」。400年以上続く伝統と歴史。その魅力がより多くの人に知ってもらえるように願っている。
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