【新日本プロレス】“GLEAT”エル・リンダマン選手に直撃インタビュー(前編)

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社/中原義史】

今年の『BEST OF THE SUPER Jr.29』発表VTRで一番最後に発表され、大きな話題を呼んでいるのが、GLEATで#STRONGHEARTS として活躍中のエル・リンダマン選手。

初代G-REX王者としてジュニアの祭典に乗り込んで来る“GLEATの強心臓”男に、注目の直撃インタビュー!(前編)

撮影/中原義史

※以下、インタビューの序盤を無料公開!

少しずつ出ていた“細い糸”をみんなで繋いできたリレーの先にあったのが、今回の『SUPER Jr.』。なので、これをひとつの点で終わらせたくはないですね

【新日本プロレスリング株式会社/中原義史】

──さて、リンダマン選手。今回、電撃的に『BEST OF THE SUPER Jr』(以下、『SUPER Jr.』)への出場が決まりました。今の率直な心境を教えてください。

リンダマン 自分の本名の“人間・林悠河(はやし・ゆうが)”としては、物心ついた時からプロレスラーを目指して、そのイコールが新日本プロレスだったし、『SUPER Jr.』だったんですよ。だから、エル・リンダマンとしても非常に責任感のある重大な戦いで、結構重たいプロジェクトなんだけど、林悠河としては、人生を懸けた壮大なプロジェクトがこの『SUPER Jr.』ですね。

──なるほど。今回は、リンダマン選手が所属するGLEAT、もしくはユニットの#STRONGHEARTSの代表として『SUPER Jr.』に乗り込むというお気持ちも強いですか?

リンダマン G-REXというその団体のフラッグシップタイトルを持たせていただいている中で、今回ゴーサインを出してくれた鈴木(裕之)社長にも感謝しているし、新日本プロレスにも感謝しているし、やっぱりいろんな所への感謝ですよね。

──年頭からの一連の流れで、“こうなる予感”はありましたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

リンダマン まあ、最初にデスペラード選手から名前が上がった時に、やっぱりどこまで行っても影響力のある選手だし、団体なんで、その時点では、「名前が上がっただけでごっちゃんだなあ」と思いましたけど。

──名前が上がっただけでごっちゃん(笑)。

リンダマン デスペラード選手って結構いろんな人の名前を出したりとか、外への発信をする方だから、本当に結実するかは置いといて、「おいしい思いをさせてくれてるな」って。それがうまい方向に転がって、ジュニアのタイトルマッチだったり、『SUPER Jr.』だったり、もっと言えば新日本プロレスへの参戦もその時点では決まってなかったんで「少しずつ転がっていけばいいな」とは思ってました。だから、最初の時点では「名前を出してくれてありがとう」ぐらいの感覚でしたね。

──そこから『旗揚げ記念日』の3.1日本武道館と、『NEW JAPAN CUP』(以下、『NJC』)の3.26&27大阪城ホール大会に出場されて。ちなみに今回の『SUPER Jr.』出場が決まって、CIMA選手たちからは何か言われましたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

リンダマン いや、CIMAとかT-Hawkもそうですけど、何もしゃべらなくてもわかるんですよ。ここに#STRONGHEARTS代表としてエントリーされた意味は自分でも十分わかっているし、そこの意識は共有してると思っています。だからとくに話すことはないですし、ボクも人間なんで「大丈夫かな?」と不安を漏らしたりもするんですけど、「大丈夫だよ」と言ってくれているので、そこは外からの目を信頼しています。自分だけで考えているとどうしても自信がなくなってしまうので。

──新日本には過去3試合出場されて、今までは#STRONGHEARTSというユニットでの参戦でした。今回は単独で乗り込むことになります。

リンダマン まあ、CIMAの東京ドーム参戦から始まって、続く『NJC』でもそれなりのインパクトを残してくれたことによって、タスキが繋がれてきたと思うんですよ。

――なるほど。

リンダマン 最初はデスペラードという“細い糸”から始まって、今はIWGPジュニア王座も落としてしまったのでもっと細くなってしまったんですけど。デスペラードの発言力とか、CIMAの新日本のリングでの振る舞いとか、もちろんボクらの3.1『旗揚げ記念日』参戦とか、少しずつ出ていた細い糸をみんなで繋いできたリレーの先にあったのが、今回の『SUPER Jr.』ですよね。なので、これをひとつの点で終わらせたくはないですね。

『SUPER Jr.』参戦は、まあビックリしましたけど、同時に「難しいな」とも思いましたね。

【新日本プロレスリング株式会社】

──Twitterを拝見したんですけども、『SUPER Jr.』参戦が発表された時にお風呂に入っていて、携帯電話が鳴り止まなかったらしいですね。

リンダマン ええ。ボクにとっても本当にサプライズですよ。そもそも新日本さんからボク個人に直接連絡が来ることはなくて、参戦に関しても会社を通しての話になりますよね。ただ、ボクたちの団体のGLEATは選手にも知らされずに発表ごとがされるということが多々ありまして……(苦笑)。

──あ、じゃあ5.1福岡PayPayドーム大会で発表された時ですら、まだ聞いてなかったんですか?

リンダマン 聞いてなかったです。ただ、言われてみれば、ちょっと5月のスケジュールに関してなんか言われていたような気がしたんですよ…。


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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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