ラ・リーガ・サンタンデール、第37節プレビュー
同じく苦しい状況に立たされているのは18位マジョルカだ。敵地でセビージャと対戦した前節は粘り強くスコアレスドローに持ち込んだが、まだ17位カディスとは勝ち点2差ある。ホーム最終戦となる今節は何としてもラージョ・バジェカーノに勝ち、レアル・マドリーと対戦するカディスの躓きを期待するしかない。
15位ヘタフェ、16位グラナダもまだ数字上は降格の可能性があり、油断はできない。前者はバルセロナとホームで対戦。本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスではここ13試合で1敗しかしていないが、3連勝中のバルセロナの攻撃を抑え込むのは簡単ではないだろう。
そのセビージャは今節、勝ち点1差の3位アトレティコ・マドリーとの直接対決を迎える。2連勝で来季のチャンピオンズリーグ出場を決めたアトレティコに対し、セビージャはここ3試合引き分け続き。残り2試合で勝ち点1を加えれば4位以内が確定するが、今節負ければ最終節で宿敵ベティスに抜かれる可能性を残すことになる。最悪の事態を避けるべく、何としても今節決めたいところだろう。
逆にレアル・ソシエダがビジャレアルの勝利を阻んだ場合、奇しくも地元のライバル、アスレティック・クルブが7位浮上の可能性を高めることになる。ビジャレアルと勝ち点4差の8位につけるアスレティックとしては、ホーム最終戦となる今節のオサスナ戦に勝ち、セビージャとの最終節にヨーロッパ行きの望みをつなぎたいところだ。
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