セレッソ大阪【J1リーグ第12節 C大阪 vs 磐田】毎熊晟矢のJ1初ゴールを含む2得点で、今季のリーグ戦ホーム初勝利。最後は数的不利の中、懸命に耐えた

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【CEREZO OSAKA】

3連戦の3試合目、かつ中2日という過密日程で迎えた今節。セレッソ大阪は、ホームにジュビロ磐田を迎え、明治安田生命J1リーグ第12節に挑んだ。先発は、前節のサガン鳥栖戦から3人変更。ジェアン パトリッキがリーグ戦では初先発し、ブルーノ メンデスが7試合ぶり、左サイドバックには山中亮輔が戻った。立ち上がりから主導権を握ったのはセレッソ。中盤で距離感よくパスをつなぎ、背後と幅も使ってチャンスを作る。特に際立った動きを見せたのが清武弘嗣。守備時は[5-4-1]で構える磐田のDFの間でうまくボールを受け、自在にパスを通してゲームメイク。23分には、高い位置で奪って自らミドルシュート。GKのセーブに阻まれたが、躍動感が伝わってくるプレーだった。27分にも決定機。マテイ ヨニッチの縦パスを起点に複数の選手が絡んで右サイドを崩すと、毎熊晟矢のクロスをスルーした原川力がそのまま前に飛び出し、清武のパスを受けてシュートも、惜しくもDFに阻まれた。

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ただし、その5分後、先制に成功する。CKのこぼれ球を拾った松田陸から清武へボールが渡ると、清武がクロス。マテイ ヨニッチが頭でつなぎ、西尾隆矢が絶妙なパスで折り返すと、逆サイドで毎熊が頭で押し込み、ネットを揺らした。攻勢を続けるセレッソは、40分にも追加点。奥埜博亮のパスに抜け出したブルーノ メンデスがDFを振り切りクロス。ジェアン パトリッキがスルーし、ファーで受けた清武が鋭く速いパスを中へ送ると、再び毎熊が合わせ、ゴールに流し込んだ。前節に続く先発起用に見事、結果で応えてみせた。この試合のセレッソは、攻撃から守備への切り替えも早く、前半の支配率は63%。磐田のシュートを前半は2本に抑え、セレッソが圧倒して折り返した。

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後半開始から、磐田は2人を選手交代。前節、鹿島アントラーズからゴールを奪ったファビアン ゴンザレスも投入され、システムも[4-4-2]に変更する。前からの圧力を強めてきた磐田に対し、2点リードのセレッソは守勢に回る時間帯もあったが、後半もパスワークのテンポの良さは変わらず、主導権自体はセレッソが握っていた。65分には中原輝、68分には山田寛人と、交代で入った選手にもチャンスが訪れた中、3点目を奪えずにいると、74分、試合の流れを変える出来事が起こる。アフターで足裏を見せて相手を削った為田大貴が1発退場に。数的不利になったセレッソは、[4-4-1]で逃げ切りを図るが、79分、ファビアン ゴンザレスに1点を返されてしまう。それでも、その後は無失点で耐えていた中、88分にさらなるアクシデント。ハイボールをキャッチした際、相手選手と競ったキム ジンヒョンが回転して落下。肩と頭部を激しく打ち付け、脳震盪でプレー続行不可能に。清水圭介が急遽、ピッチに入った。最後は100分を超える激闘となった中、1点差を守り切ったセレッソが2-1で勝利。今季最多であり、ヨドコウ桜スタジアムとしても最多となる13,479人が来場した一戦で、セレッソが今季のリーグ戦ホーム初勝利を飾った。
(文=小田尚史)

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