レアル・マドリー、2季ぶり35度目のラ・リーガ・サンタンデール制覇

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2021/22シーズンのレアル・マドリーは第3節から30節に渡って首位を維持し続け、4試合を残してラ・リーガ・サンタンデール王者に輝いた。早々に独走態勢を築き、2季ぶり35度目のタイトル獲得に至った要因は様々だが、その中でも大きかった5つの「鍵」を振り返る。

アンチェロッティの復帰

カルロ・アンチェロッティ監督は今季、ジネディーヌ・ジダン前監督の退任を受け、6年ぶりにレアル・マドリーに帰ってきた。本人も予想していなかったという突然の復帰は、当初多くのファンに驚きをもたらした。2013〜15年にレアル・マドリーを率いた際にはラ・リーガ・サンタンデールでの優勝が叶わなかったが、今回は悲願のタイトルを獲得。イタリア、イングランド、フランス、ドイツでのリーグ優勝と合わせ、史上初の欧州5大リーグ制覇を実現するに至った。

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キャリア最高のベンゼマ

2021/22シーズンを通し、カリム・ベンゼマはキャリア最高のパフォーマンスを発揮し続けてきた。ここまで30試合で26ゴールを量産しており、トロフェオ・ピチチ(リーグ得点王)獲得はほぼ確実。さらにはリーグトップのアシスト数も記録し、チャンピオンズリーグでも得点王争いのトップに立っている。

チームを牽引するリーダーとして常に冷静さを保ち、ラ・リーガ・サンタンデールのセビージャ戦、チャンピオンズリーグのチェルシー戦、パリ・サンジェルマン戦の逆転劇など、重要な局面では必ずと言っていいほど決定的な役割を果たしてきた。現時点で最もバロンドールに近い男と言っていいだろう。

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鉄壁のクルトワ

ティボ・クルトワはここまで全試合にフル出場し、ロス・ブランコスのタイトル獲得に欠かせない役割を果たしてきた。優勝を決めた34節までに喫した失点はわずか29。最小失点GKに贈られるトロフェオ・サモラ争いではセビージャのヤシン・ブヌに次ぐ2番手につけているが、たとえ同賞を獲れなかったとしても、チームを救ったスーパーセーブの数々が色あせることはない。

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サンティアゴ・ベルナベウへの帰還

今季のラ・リーガ・サンタンデール第4節セルタ戦より、レアル・マドリーは長らく改修工事が続いているサンティアゴ・ベルナベウに戻ってきた。1年以上も練習施設内にあるエスタディオ・アルフレド・ディステファノでプレーしてきた選手たちにとって、スタジアムを埋め尽くすファンの後押しは、重要な試合の苦しい局面ほど大きな力になっている。

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直接対決の勝利

今季のラ・リーガ・サンタンデールでは、早い段階からライバルとの勝ち点差を広げることができた。その要因の1つは、前半戦で上位陣との直接対決を軒並み制したことだ。第3節でベティスとのアウェー戦を1ー0で制し、10月にはやはりアウェーでバルセロナを2ー1で下した。11月にはホームでセビージャに2ー1で競り勝ち、12月にはレアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリーとの連戦を共に2ー0でものにしている。

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