ラ・リーガ・サンタンデール、第34節プレビュー
4試合が組まれている4月30日(土)の1戦目はアラベス対ビジャレアル。ビジャレアルは前節バレンシアとの州ダービーを制して2連勝を挙げたが、水曜のチャンピオンズリーグ準決勝では敵地でリバプールに0ー2で完敗。ホームの第2戦を直後に控える今節は心身共に難しいコンディションでの戦いを強いられる。一方のアラベスは前節マジョルカとの大一番に敗れ、残留圏との差が6ポイントに広がった。それでも残り5試合の中にはカディス、レバンテとの直接対決も含まれている。逆転残留の望みをつなぐためにも、何とかホームで勝ち点3を手にしたいところだ。
土曜の現地時間16時15分には、首位レアル・マドリーがサンティアゴ・ベルナベウでエスパニョールを迎え撃つ。レアル・マドリーが最後にホームの観衆の前で優勝を決めたのは2006/07シーズンで、以降4度の優勝はアウェー戦、もしくは無観客でのホームゲームで決まっている。引き分け以上でタイトルが決まる今節は、地元ファンと歓喜の瞬間を共有できる絶好のチャンス。前後にチャンピオンズリーグ準決勝の2試合を戦う厳しい日程ながら、選手たちはモチベーションに溢れているはずだ。
土曜の夜を締めくくるのはアスレティック・クルブ対アトレティコ・マドリー。元々兄弟クラブである両者は、近年何度も激戦を繰り広げてきた。その1つである1月のスーペルコパ準決勝では、アスレティックが終盤に2ゴールを挙げ2ー1で逆転勝利を収めている。前節グラナダと引き分け、2位争いで一歩後退したアトレティコにとっては是が非でも勝ち点3が欲しい一戦。敵地サンマメスでスーペルコパのリベンジを目指す。
3戦目はラージョ・バジェカーノ対レアル・ソシエダ。ラージョは年明け以降、長期の不調に苦しんできたが、ここにきて敵地でエスパニョールとバルセロナを立て続けに撃破。一気に勝ち点40に達し、降格の恐怖を遠ざけることに成功した。大きなプレッシャーから解放された今節は、久々のホームゲームで難敵レアル・ソシエダに挑む。
今節のラストゲームは5月2日(月)、コパデルレイ優勝の興奮が冷めないベティスとヘタフェの一戦だ。コパ制覇により来季のヨーロッパリーグ出場権は確保したものの、5位につけるベティスにはチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性が残されている。前節アウェー初勝利を挙げたヘタフェはタフな相手であり、今一度気を引き締めて臨む必要があるだろう。
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