佐藤絵美が首位 2日できたことは3日できる

チーム・協会

【<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>】

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第4戦『九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が4月22日、佐賀県武雄市・武雄ゴルフ倶楽部(6,370Yards/Par72)で行われた。プロ入り9年目の佐藤絵美佐藤絵美が通算4アンダーで首位へ浮上。2打差の通算2アンダー、2位で土肥功留美が追走する。さらに通算1アンダー、3位タイから原江里菜など7人が大逆転を狙う。
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 勝負では運も左右する。首位の佐藤絵美の場合、ターニングポイントといえば、パー3の12番だろう。グリーン左手前から25ヤードの第2打を、「ガシャン」と気合でカップインさせた。もし、「ピンに当たらなかったら、グリーンから飛び出していた」という強気のアプローチが奏功。

 「ちょっと大きいかなぁ、とは思ったけど、土肥(功留美)さんが(ピンへ)当たれーって言ってくれたのがうれしい。気持ちが通じたみたいです。本当に助かりました」と振り返る。難コースだけにスコアを伸ばすチャンスは少ない。17番も、ピン上から2.5メートルのスライスラインを、きれいに決めている。この日も勝負強さが際立つプレーを披露した。

 目標は2アンダーに設定。「スタート前、テレビインタビューでお話ししました。有言実行ができたし、とてもいいデキばえだと思う」と、客観的に話した。続けて、「まるで最終日のようなピンポジション。ラインが読みにくいところにピンが切ってあった。苦しい1日でしたね」と、安どのため息が漏れる。

 外見からはわからないが、密かにプレースタイルを変えているそうだ。「プレッシャーがかかると、考え過ぎて私のプレーができていない。普段通り、楽にプレーすればきっと結果がついてくる。きのう、きょうとそれができたと思う。ミスしても許容範囲が広くなっている。最終日、どんなプレーができるか楽しみましょう」。可能性は無限大である。2打のアドバンテージは大きい。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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