4月21日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で行われた東北楽天と東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦第5回戦は、7対6で東北楽天が勝利した。

　東北楽天の先発は、新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱していた則本昂大投手。初回を無失点に抑えるも、先制直後の2回表に吉田大成選手にソロ本塁打を浴び、同点に追い付かれる。さらに4回表は2死3塁から勝ち越し打を許すと、続くルーキー・丸山和郁選手に2ランを被弾し、3点を失った。

　5回表から登板した2番手の寺岡寛治投手も制球が定まらず2点を失い、1対6と5点を追いかける展開となる。しかし5回裏、1死満塁から安田悠馬選手が2点適時二塁打を放つと、釜元豪選手にも適時打が生まれ、すぐさま2点差に迫った。

　7回裏には黒川史陽選手、釜元選手の安打で2死1、3塁とすると、内田靖人選手が2点適時二塁打を放ち、同点に追い付く。さらに8回裏、先頭のオコエ瑠偉選手が勝ち越しのソロ本塁打を放ち、1点をリード。9回表は宮森智志投手が登板し、先頭に安打を許すも後続を打ち取り試合終了。

　勝利した東北楽天は、復帰後初登板の先発・則本投手が4回4失点。一時5点差も、中盤以降得点を重ね、オコエ選手の本塁打が決勝打となった。また、5番・釜元選手が先制打を含む3安打2打点の活躍ぶり。黒川史陽選手も3安打を放ち、存在感を示した。

　 １２３４５６７８９ 計
ヤ ０１０３２００００ ６
楽 １０００３０２１Ｘ ７

ヤ 星知弥-久保拓眞-杉山晃基-●宮台康平
楽 則本昂大-寺岡寛治-石田駿-小峯新陸-森原康平-釜田佳直-○渡邊佑樹-S宮森智志

文・波多野瞭平