ラ・リーガ・サンタンデール、第33節プレビュー
【(C)LaLiga】
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火曜夜にはコパデルレイ決勝を控える2チームが登場する。前節レアル・ソシエダとアウェーで引き分け、5位を死守したベティスはエルチェと対戦。週末の大一番を意識しないで戦うのは難しいだろうが、ホームで確実に勝ち点3を加えて4位争いに加わりたい。一方、ビジャレアルとのバレンシア州ダービーを迎えるバレンシアはモチベーションには事欠かない。まずはライバルとの一戦に集中して臨み、週末に向けて弾みをつけたいところだ。
今節は中2日での連戦。久保建英はハビエル・アギーレ新体制下での初先発なるか 【(C)LaLiga】
前回のダービーはカルロス・ソレールとウーゴ・ギジャモンのゴールにより、バレンシアが2ー0で制した 【(C)LaLiga】
2戦目はセルタ対ヘタフェ。2連敗中のヘタフェは降格圏と勝ち点3差。アウェーでは今季いまだ未勝利ながら手堅く勝ち点1を積み重ねてきたが、下位チームの追い上げを振り切るためには3ポイントを目指すべきだろう。
水曜の夜を飾るのはオサスナ対レアル・マドリー。首位レアル・マドリーは前節セビージャとの大一番で劇的な逆転勝利を手にし、独走態勢をさらに固めた。対するオサスナもここ4試合で3勝を挙げるなど好調で、残留争いからも遠ざかっているだけにノープレッシャーで挑むことができる。エル・サダルの濃密な雰囲気も含め、見応えのある一戦となりそうだ。
フェリックスは前節に月間MVPを受賞したばかり。アトレティコにとって痛恨の離脱となる 【(C)LaLiga】
レアル・マドリーはカリム・ベンゼマの劇的な逆転ゴールで前節セビージャ戦を制し、2季ぶりの優勝に大きく前進した 【(C)LaLiga】
同時刻にはレバンテ対セビージャも組まれている。レバンテは前節グラナダに4ー1で快勝。一時は絶望的とみられていた逆転残留は確実に近づきつつある。対するセビージャは前節レアル・マドリー戦で2ゴールを先行しながら逆転負け。逆転優勝の望みは実質的に潰え、残る6試合ではチャンピオンズリーグ出場権争いに専念することになる。
カディス対アスレティック・クルブは予想が難しいカードだ。昨季はアスレティックが敵地で4ー0と大勝したが、逆に今季はカディスが敵地で1ー0の勝利を手にしている。前節セルタに敗れてヨーロッパ行きが遠ざかったアスレティックに対し、カディスはカンプノウでバルセロナを破って降格圏を抜け出したばかり。勢いは後者にあると言える。
ホセ・ルイス・モラレスは前節グラナダ戦で1ゴール2アシストと大活躍。レバンテ残留の鍵を握る 【(C)LaLiga】
カディスの守護神ヘレミアス・レデスマは前節バルセロナ戦で好セーブを連発した 【(C)LaLiga】
バルセロナにとってアノエタは2007〜17年にかけ10年も未勝利が続いた「鬼門」。しかもレアル・ソシエダはここ5試合負けがなく、勝てば2〜4位争いに加われる位置に付けている。また最近の6試合は平均4ゴールが飛び交う乱打戦となっており、今回も見応えのある好ゲームを期待できそうだ。
前節カディスに敗れ、バルセロナは今季無冠が濃厚に。残る試合ではチャンピオンズリーグ出場権の確保が目標となる 【(C)LaLiga】
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