延長戦の末に敗れ スコティッシュカップは準決勝で敗退

セルティックFC
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【©CelticFC】

レンジャーズとのグラスゴーダービーに1-2の逆転負け

 スコティッシュカップ準決勝、セルティックは宿敵レンジャーズFCと激突。注目のビッグマッチは100年以上の歴史を持つハムデン・パークで開催された。この大一番でポステコグルー監督は、馴染み深い旗手と前田を先発に起用。井手口と怪我から復帰したばかりの古橋はベンチからのスタートとなった。

 お互いに隙を見せない前半。センターフォワードで先発起用の前田は得意の俊足を生かし、相手の守備ラインに何度もプレスを掛け続ける。終盤には旗手と前田の息の合ったワンツーから旗手がゴールを狙うも、カーブをかけて打ったシュートは惜しくもファーサイドを外れていった。

 対するレンジャーズは攻撃の大黒柱であるラムジーを43分に怪我で失ってしまい、不安を抱えたままスコアレスで前半を終える。

 後半開始から13分、ポステコグルー監督はついに古橋を起用。ロギッチとの交代でピッチに入った日本人選手に対し、ファンは大きな拍手を送る。

先制点を決めるテイラー 【©CelticFC】

 歓喜の瞬間が訪れたのはその6分後、セルティックが中距離で得たフリーキックをサインプレーによるショートパスで細かく繋ぐと、エリア内でボールを受け取ったテイラーがニアサイドに見事なシュート。いい意味で期待を裏切ったディフェンダーのゴールにより、セルティックが1点をリードする。

 セルティックはリード後も積極的に攻め続け、古橋の落としからカーター=ヴィッカースに決定機が訪れるが、至近距離からのシュートは惜しくもバーに弾かれた。

 すると78分、レンジャーズのアーフィールドに一瞬の隙を突かれ、同点ゴールを許してしまうと、スコアはここから動かず1-1で延長戦に突入する。

 延長前半はスコアは動かなかったものの、延長後半9分にレンジャーズがカウンターからスターフェルトのオウンゴールを誘発する逆転弾。これまで素晴らしいセーブを連発していたハートも、ゴール至近距離の混戦には対処できなかった。

このゴールが決勝点となり、セルティックはレンジャーズに1-2の逆転負け。スコティッシュカップは準決勝で去ることとなった。


2022年 4月17日(日)

ハムデン・パーク、グラスゴー

セルティック 1-2 レンジャーズ

(テイラー64 アーフィールド78 スターフェルト114: OG)

スコティッシュカップ
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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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