ホーム無敗のセビージャ、首位レアルの独走を止められるか

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4月17日(日)の現地時間21時、ラモン・サンチェス・ピスフアンを舞台にセビージャとレアル・マドリーが激突する。現状、首位レアル・マドリーと2位バルセロナ、3位セビージャの勝ち点差は12ポイントあるが、ここでセビージャが勝てばレアル・マドリーの独走態勢にほころびが生じかねない。まさにタイトル争いの行方を左右する大一番だ。

レアル・マドリーにとってセビージャとのアウェー戦は、残る7節の中で最も厳しい試合の1つだ。セビージャはここまでリーグで唯一ホームでの無敗(11勝4分)を保っている。チャンピオンズリーグもホームでは昨年11月のリール戦しか敗れていない。

今節レアル・マドリーは累積警告による出場停止でカゼミロを欠く。セビージャとしては中盤の主導権争いで優位に立ちたいところだろう。リーグ随一の堅守を誇るエデル・ミリトン、ダビ・アラバのセンターバックコンビとラファ・ミル、ルーカス・オカンポスらの攻防、ジュース・クンデ対カリム・ベンゼマのフランス代表対決など、個々のマッチアップにも注目の顔合わせが多い。

ルカ・モドリッチとイバン・ラキティッチのクロアチア人対決も、注目すべきマッチアップの1つだ 【(C)LaLiga】

ラファ・ミルらセビージャの攻撃陣はミリトン擁するレアル・マドリーの堅守を破ることができるか 【(C)LaLiga】

セビージャのジュレン・ロペテギ監督にとって、レアル・マドリーは特別な存在だ。彼は1988〜91年にかけて選手としてレアル・マドリーでプレーし、2018年にはトップチームの監督を務めた。レアル・マドリーでの指揮は短命に終わったが、その後セビージャでは2019/20シーズンのヨーロッパリーグを制覇。今季はラ・リーガ・サンタンデールのタイトル争いにも加わり、トップレベルの監督としての評価を再び確立してみせた。

現在のレアル・マドリーには自身が率いた頃のメンバーが多く残っており、ロペテギはライバルの手の内を熟知している。しかし、それでも彼はいまだレアル・マドリー相手に勝利を手にしたことがない。過去5度の対戦戦績は1分4敗。最も勝利に近づいたのは2ー2で引き分けた昨季後半のアウェー戦、そして1ー2で逆転負けした今季前半の一戦だ。昨年11月、サンティアゴ・ベルナベウで行われた対戦では12分にラファ・ミルのゴールでセビージャが先制するも、32分にカリム・ベンゼマが同点とし、87分にビニシウスが豪快な決勝ミドルを突き刺している。

セビージャが逆転優勝の望みをつなぎ、最後までレアル・マドリーにプレッシャーをかけ続けるためには、引き分けではなく勝利が必要となる。タイトル争いの行方を左右しかねないこの一戦は、残り7節となった終盤戦におけるベストゲームの1つとなる要素が揃っていると言えよう。

昨年11月の対戦はビニシウスの決勝弾によりレアル・マドリーが2ー1で逆転勝利 【(C)LaLiga】

ロペテギ監督は6度目の対戦で古巣相手の初勝利を目指す 【(C)LaLiga】

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