【ガンバ大阪】侮れない昇格組の京都。受け身にならず今季初の連勝を掴みに行く
【©J.LEAGUE】
「連戦なので、安堵する感じではない。上に行かないといけないし、勝たないといけない」と片野坂監督が力強く語るように、ガンバが今節目指すのは、今季初の連勝のみである。
今季、全ての公式戦でゴールを奪っているガンバだが、名古屋戦では今季最多となる3ゴールを叩き出し、片野坂監督が目指す相手ゴールを数多くこじ開けるガンバのスタイルの一端は披露した。
ビルドアップに注目が集まりがちな片野坂ガンバだが、指揮官が目指すのはガンバらしい崩しと、現代サッカーに欠かせない切り替えの速さを活かしたスピーディな攻めの併用だ。
「チームとしての良い守備があったので、奪う位置も高かったし、それがあると相手を押し込んだ状態でボールを回せる」と試合を振り返ったのはJ1デビューで勝利に貢献した守護神の一森だ。
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中3日の連戦だが、試合を重ねることでコンディションを上げてゆくであろうダワンも「京都はアグレッシブに切り替えをしてくるチームなので気をつけたい。ただ僕らのチームにも、彼らよりも速く切り替えができる選手がいる」と既に次なる戦いに視線を切り替えている。
まだ連携面では100%とは言い難いダワンだが、そのポテンシャルの高さと献身性は名古屋戦でも証明済みだ。
そして、今季初の連勝を手にする上で鍵になるのは、受け身にならないアグレッシブな姿勢を継続することである。
「受け身にならないように我々もアグレッシブに行かないと、勝点3を取るのは難しい」と片野坂監督も警戒感を口にするが、12年ぶりにJ1の舞台に戻ってきた京都は、昇格組と侮れない力を持っている。
「京都さんは貴裁さん(曺 貴裁監督)がJ2時代から素晴らしい方向性を示してJ1に昇格して、J1で貴裁さんのサッカーというか、また新たな京都スタイルを確立させてチャレンジされている良いチーム。全員がハードワークしてタフに戦える」(片野坂監督)。
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京都も連戦だけに、選手起用においては総力戦となるが、ピッチに立てば最も警戒が必要なのはエースのウタカである。2016シーズンのJ1得点王は、過去2シーズンJ2でも20得点をマーク。得点力だけでなく、起点としても機能しているだけにガンバとしては一瞬の隙も許せない存在だ。
サンガスタジアム by KYOCERAに初めて乗り込むガンバだが「ハードワーク合戦」でも京都を上回り、勝点3を掴みに行く。
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