逆転勝利でレンジャーズとの天王山を制す|セルティックFC

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【©CelticFC】

旗手は同点弾の起点に。前田はフル出場で勝利に貢献

 スコティッシュプレミアシップ第32節、セルティックは2位に位置する宿敵のライバル、レンジャーズFCと対戦。伝統のグラスゴーダービーは敵地アイブロックス・スタジアムで行われ、試合時間も日本時間20時と観やすい時間帯だったため、日本での注目度も高い試合だった。

 この大一番でポステコグルー監督は、旗手と前田を先発に起用し、井手口はベンチからのスタート。直前の練習に参加し復帰が噂された古橋は、メンバー外となった。

 試合はいきなり動き出す。キックオフから僅か3分、自陣右サイドを突破されると、ユヴェントスからレンタル移籍中のラムジーが先制点。レンジャーズが1点をリードする。

 しかしセルティックは7分、こぼれ球をバイタルエリアで拾った旗手がミドルシュート。シュートはGKに弾かれるものの、こぼれ球をロギッチが押し込み1-1。アウェイのフープス(セルティック)が早い時間帯で同点に追いついた。

 周囲の予想とは裏腹に、レンジャーズがボールを支配する状況で迎えた43分、左サイドのフリーキックからのボールで混戦を制したカーター=ヴィッカースが逆転ゴール。セルティックの1点リードで前半を折り返す。

 ウイングで起用された前田は得意の俊足を生かして何度か相手の裏を突破するも、シュートシーンでは相手にコースを制限され、ゴールにはあと一歩届かなかった。

【©︎CelticFC】

 後半、優勢となったのはホームのレンジャーズ。終盤に近づくにつれ特に右サイドからの攻撃が増し、セルティックは何度もシュートを浴びる。レンジャーズのラムジーが鋭いシュートでセルティックゴールを脅かすも、守護神ハートの好セーブで、チームは難を逃れている。

 5分という長いアディショナルタイムを全員守備で乗り切ったセルティックは見事グラスゴーダービーを2-1で勝利。リーグ戦残り6試合でレンジャーズとの勝ち点差を6に広げ、優勝に大きく前進した。

 なお、旗手は62分に途中交代し、前田はフル出場。ベンチの井手口の出場は無かった。

2022年 4月3日(日)

アイブロックス・スタジアム、グラスゴー

レンジャーズ 1-2 セルティック

(ラムジー3 ロギッチ7 カーター=ヴィッカース43)

スコットランドリーグ
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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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