ケルンがレヴァークーゼンとのラインダービーを制する(ブンデスリーガ第26節)【1.FCケルン】

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【©1FCKoeln】

シンドラーのゴールでライバルのレヴァークーゼンに1-0の勝利!

 ブンデスリーガの第26節、ホームタウンが隣町にあるレヴァークーゼンとのラインダービーに挑んだケルン。レヴァークーゼンは現在ブンデスリーガで3位という好調な順位をキープしており、ケルンはこの難敵を相手にどう戦うのか注目が集まった。

 試合は開始早々からレヴァークーゼンの強力な攻撃陣が牙をむく。最初のチャンスはレヴァークーゼンで、今季リーグ2位の10アシストと7ゴールを記録しているのヴィルツがパウリーニョとのコンビネーションからシュートチャンスまで持っていくが、マーヴィン・シュヴェーベが好セーブを見せて失点を許さなかった。

 レヴァークーゼンの強力な攻撃に耐えつつ、ケルンもカウンターからチャンスを作り出した。20分にはカインツがエリア外からのミドルシュートでゴールを脅かしたが、相手ゴールキーパーのセーブにより得点とはならなかった。

 レヴァークーゼンは前半に大きなアクシデントに見舞われる。攻撃の核であるヴィルツが足を大きく捻ってしまい、担架で運ばれる事態で、27分に負傷交代してしまったのである。またレヴァークーゼンは前半13分にジェレミー・フリンポンも負傷交代を余儀なくされており、レヴァークーゼンにとっては二重の大きな痛手となった。

 前半はお互いにチャンスを作り出すも決めきれずスコアレスで折り返す。試合が動いたのは67分、ケルンのバウムガルト監督が2枚交代のカードを使った直後にその瞬間が訪れる。デヤン・リュビチッチが左サイドのライン側からクロスをあげると、ファーポストで走り込んでいた、同じく交代で投入されたキングスレイ・シンドラーがボレーで決め、アウェイチームに大きな価値ある先制点をもたらしたのだ。

ゴールを決めたキングスレイ・シンドラー 【©1FCKoeln】

 その後ケルンはレヴァークーゼンの猛攻に防戦一方の展開が続くが、ディフェンス陣の体を張ったプレーとキーパーのシュヴェーベの好セーブの連発によってなんとか耐え凌ぎ、ケルンが2015年以来となるアウェイでのラインダービーを制した。

 この結果、ケルンはブンデスリーガの順位表の7位に浮上し、ヨーロッパリーグへの出場権獲得への扉を叩いている。

ゴール
FCケルン :シンドラー(67分)
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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