カーター=ヴィッカースとマクレガーがセルティック勝利に導く|セルティックFC

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【©CelticFC】

前田と旗手は先発出場、井手口は87分に途中出場

 スコットランドリーグの第29節、セルティックはセント・ミレンをホームであるセルティック・パークに迎えての一戦に挑んだ。前節ハイバーニアンと引き分けて、2位との勝ち点差を離せなかったセルティックは、優勝に向けて勝利が絶対条件のプレッシャーの中試合に臨んだ。

 セルティックは前半の序盤は完璧な立ち上がりを見せる。左サイドでプレーしていたジョタが危険なクロスを放つと、セントミレンのディフェンスはボールを処理しきれず、センターバックのチャールズ・ダンがクリアしようとしたボールはクロスボールに当たりあわやのオウンゴールを誘った。

 その10分後、左サイドの旗手がジョタへスルーパスを送り、そのジョタが鋭いクロスを中央に送りこむ。リエル・アバダがこのクロスに合わせるもゴールキーパー正面に飛んでしまい、これもゴールとはならなかった。

 この日センターフォワードの位置で先発出場した前田大然は常に動き回り、セント・ミレンのディフェンスの背後にあるスペースを狙っていた。前半38分、マット・オライリーの右サイドからのフリーキックにヘディングで合わせたが、このシュートは枠の上に外れた。その2分後にもジョタのボールが再び前田がヘディングで合わせたがこれも外してしまい、ゴールレスで前半を折り返す。

ゴールを決める主将マクレガー 【©︎CelticFC 】

 後半に入って、ようやくセルティックが先制点を奪う。55分に右サイドでのジョタの蹴ったフリーキックをセントミレンのディフェンダーとカール・スターフェルトが競り合い、こぼれたボールをカーター=ヴィッカースが左足ボレーでボールをゴールへ蹴り込んで先制点をもたらした。

 さらに81分にセルティックは試合を決定づける重要な2点目を獲得する。ユラノビッチの右からのクロスをジョタが頭で競り、またしてもそのこぼれ球を今後はキャプテンのマクレガーがコントロールショットでゴール右下へ低い弾道のシュートを決めて勝負あり。

 試合はセルティックの2点リードのまま終了し、ホームで貴重な勝ち点3を手にした。

2022年 3月2日(木)

せルティック・パーク、グラスゴー

セルティック 2-0 セント・ミレン

(カーター=ヴィッカース 55 マクレガー 81)

スコットランドリーグ
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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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