[RUGGERSコラム] リーグワン ディビジョン2 シーズン後半の注目ポイント!

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 2月4日から開催されていました北京オリンピックも、20日に閉会式を終えました。約2週間、冬のスポーツに釘付けとなりましたが、オニギリ的には特にカーリングですね! 最後の1投までわからない、ハラハラドキドキ感が面白かったです。

 さて今回は、折り返し地点に入りましたジャパンラグビー リーグワンのディビジョン2について、これからの注目ポイントへ、Let's オニギリ's eye!!したいと思います。

 ディビジョン2のチームは6チームで、全10節の内、第5節まで終えた現在の順位は以下の通りです。
 1位 三菱重工相模原ダイナボアーズ(勝点23)
 2位 花園近鉄ライナーズ(勝点20)
 3位 三重ホンダヒート(勝点14)
 4位 日野レッドドルフィンズ(勝点10)
 5位 釜石シーウェイブスRFC(勝点5)
 6位 マツダスカイアクティブズ広島(勝点0)

 全勝は相模原ダイナボアーズ。例年通りFWに厚みを感じます。今季もディビジョン1に所属していた選手が移籍してきています。SA浦安から移籍してきた、鶴谷ツインズでお馴染みでした鶴谷昌隆選手は、5試合中4試合に先発で出場し、持ち前の爽やかな顔から繰り出すタックル、そしてボールキャリーと、日本人3列としてのいぶし銀な存在を見せています。SA浦安にいた時は、やはり外国人3列と金選手の存在感が大きく、なかなか出場機会に恵まれませんでしたが、相模原DBに移籍して俄然注目を集めています。もちろん相模原DBの3列は、Mr.タックラーこと武者大輔選手、Mr.いぶし銀こと小林訓也選手、ここまで全試合出場のジャクソン・ヘモポ選手、まだ出場していませんが土佐誠選手ら、熾烈なレギュラー争いがある中で、鶴谷選手は移籍後から活躍しておりこれからも目が離せません!
 またBKにもトヨタVから移籍してきた岩村選手、相模原DBの顔となりましたマイケル・リトル選手、そして元オールブラックスでもあるコリン・スレイド選手がおり、選手層が年々厚くなってきた分、チーム力も上がってきています。
 全体的に年齢層が高い分、経験値の高い選手が多く、若手の選手も刺激になっているのかと思います。安江選手、川俣選手はじめOver35の活躍にも注目ですね。

 続いて1敗の花園近鉄ライナーズ。まず、元ワラビーズの2人、SHウィル・ゲニア選手とSOクウェイド・クーパー選手の存在が大きいですね。この2人とプレーしたいと思っているのでは…と思えるくらいライナーズは選手が集まってきてますね。特にBKには、日本代表のフィフィタ選手、マシレワ選手がいます。縦横無尽に動くBKはディビジョン1で見てみたいですね。
 FWで注目したいのはセブンズ代表でもありましたセルジョセ選手。オリンピックにも日本代表として出場しました。北海道バーバリアンズで2020年までプレーをし、日本国籍を取得して同年に近鉄へ加入。年齢は31歳ですが、セブンズの動きができるFWは貴重な存在。オニギリは注目しています!

 次に、三重ホンダヒートは、日本代表だった具選手が神戸へ移籍し、スクラムの大黒柱が抜けたところに南アフリカからマティウス・バッソン選手が3番に定着しています。190cm116kgのPR。ロックのサイズもある3番は世界水準です。さらに、慶應大学出身の大山選手、東海大学から星野選手らが加入し、具選手が抜けた穴を埋められるかがポイントです。そして南アフリカ代表でもある、フランコ・モスタート選手がFWの中心となり、テトゥヒ・ロバーツ選手とラインアウトで相手へプレッシャーをかけてチャンスを作ります。
 BKには、セブンズ代表の本村選手や大型FBマット・ダフィー選手、ジョノ・ランス選手など、大外での勝負がカギとなってきそうですね。

 日野レッドドルフィンズは、2勝3敗と折り返しで勝ち越せなかったものの、BKに逆輸入選手の吉川選手と北原選手がいます。2人共、高校は國學院久我山、大学はニュージーランドのオタゴとワイカトでプレーしていたことで注目の存在。
 久富選手、木津選手、山崎選手、浅原選手の経験豊富なフロントローに加えて、堀江選手、村田選手、パーカーアッシュ選手、クリシュナン選手、千布選手など移籍してきた経験豊富なセカンドロー、バックローも魅力の一つ。若手選手にいい刺激を与えており、これからFL小野選手、LO木村選手にも注目しています。

 釜石シーウェイブスは、1勝のみと苦しい展開となっております。FWはLO山田選手に注目です。NECから移籍してきて、野人のように暴れるLOです。チームにエネルギーをもたらす山田選手のようなプレーヤーは貴重ですね。
 また今季、ニュージーランドから加入したSOブレット・キャメロン選手のゲームメイクにも注目です。

 マツダスカイアクティブズ広島は、前半戦全敗ですが、今季上位リーグに参入し、これからチームが出来上がっていくことに期待です。注目は、ディビジョン1のBR東京に所属しているアイザック・ルーカス選手、マット・ルーカス選手の兄であるベン・ルーカス選手。35歳ではありますが、若いチームには、海外で活躍した選手の刺激が大きいもの。ここに日本人で経験豊富な選手などが入って、チーム力アップにつながると期待したいですね。

 以上、ディビジョン2の注目ポイントでした。
 ディビジョン2の上位3チームはディビジョン1との入れ替え戦があり、下位3チームはディビジョン3との入れ替え戦があるというレギュレーションで、6チーム必ず入れ替え戦に出場するというハードなリーグでもあります。1つ順位が違うだけで天国か地獄というくらい、1試合の勝ち点1が重く感じるリーグでもあるかと思います。
 後半戦も3月からスタートしますので、皆さんディビジョン2にも注目です!!

 次回のオニギリ's eye!!もお楽しみに!!
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「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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