FCケルン|アイントラハト・フランクフルトにホームで1-0の勝利(ブンデスリーガ第23節)

1.FCケルン
チーム・協会

【©1FCKoeln】

終盤間際のモデストの一発でフランクフルトに勝利

 ブンデスリーガの第23節でアイントラハト・フランクフルトをホームに迎えた1.FCケルンは前節敗れたRBライプツィヒ戦からメンバーを3人交代して挑んだ。

 この日ホーム入場制限いっぱいである1万人のファンの声援の後押しを受け、1.FCケルンは積極的な攻めの姿勢を見せて主導権を握る。13分にベンノ・シュミッツから最後はティモ・ヒューバースがシュートを放つが、これは相手ゴールキーパーに簡単に止められてしまう。17分にもデヤン・リュビチッチがヨナス・ヘクターからのパスと受けて強烈なシュートを放つがこれは惜しくもキーパー正面に飛んでゴールはならず。

 前半最大のチャンスは26分に訪れる。ショートコーナーからマーク・ウートが中央のサリー・エズシャンに見事なクロスボールを送り、これをフリーのエズシャンがダイビングヘッドで合わせるがボールは枠の外に飛んでしまいゴールには至らなかった。フランクフルトにもチャンスはあったが、ケルンの最終ラインがよくカバーして前半はどちらも無得点で折り返す。

 後半開始早々にフロリアン・カインツが蹴ったフリーキックは惜しくもバーの頭上を超えてしまい、ゴールにはならなかった。なかなかその後も得点を奪えなかったバウムガルト監督は状況の打開を図るため、61分にコロナ明けのエース、アントニー・モデストを投入し得点の機会を窺った。すると、今季多くの得点をラスト15分に奪っているケルンの本領が発揮され、またしても試合終盤にドラマが待っていた。

 84分に相手のクリアボールがラッキーな形で裏のスペースに流れ込み、そこに走り込んでいたモデストがドリブルで独走してからキーパーとの1対1を冷静にまた抜きで制し、ケルンに待望の先制点をもたらした。千両役者とはまさにこのことであり、チームの総得点の半分以上を奪っているエースがこの日は途中交代から大きな役割を果たしてくれた。

決勝点を決めて喜ぶアントニー・モデスト 【©1FCKoeln】

 試合はこのまま1-0で終了し、ホームでケルンが勝ち点3を獲得。次節は2月26日の23時30分からSpVggグロイター・フュルトと対戦する。

ゴール
FCケルン :モデスト(84分)
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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