【全日本卓球2022】男子シングルス:戸上隼輔が松平健太を下して初戴冠!

日本卓球協会
チーム・協会

【JTTA】

男子シングルス
大会最終日、男子シングルス準決勝・決勝が行われ、男子シングルス王者が決定した。

ノーシードから勝ち上がってきた元世界選手権代表の松平健太(ファースト)は張本智和(木下グループ)を下したリオ五輪男子団体銀メダリストの吉村真晴(愛知ダイハツ)と対戦。第1・第2ゲームは、アグレッシブなプレーで攻める吉村を松平がかわす展開。2ゲームとも終盤まで競り合うも、最後は松平がカウンターを決める展開で2ゲームを先取した。松平のレシーブに慣れてきた吉村がストレートに打ち抜く展開で1ゲームを奪い返して迎えた第4ゲーム。バックへの厳しい攻めから、回り込みフォアドライブでストレートを打ち抜く展開で吉村がゲームを優位に進める。最後は後陣から豪快なフォアハンドで打ち抜き、ゲームカウント2-2のタイに戻した。迎えた第5ゲームは吉村の両ハンド攻撃を松平がブロックで凌ぐ展開。要所でカウンターを決めた松平が11-8で勝利し、ゲームカウント3-2と決勝進出へ王手をかけた。後がなくなった吉村だが、ストレートへのバックドライブを上手く使って、11-9で第6ゲームを奪う。勝負は第7ゲームへと持ち越された。
最終ゲーム。序盤から台上でのハイレベルな主導権争いが繰り上げられるも、先に抜け出したのは松平。吉村のドライブを的確にブロックし盛り返す展開で10-3とマッチポイントを握る。最後はネットインで試合終了。敗れた吉村はフェンスに手を掛け、しばらく動けなかった。フルゲームの大接戦を制した松平は、高校生で決勝に進出した2009年以来13年ぶりの決勝進出となった。

もう一つの準決勝では2大会連続五輪メダリストの丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)と2021年アジア選手権男子シングルス3位の戸上隼輔(明治大)が対戦。序盤から丹羽の代名詞であるカウンターができないほどの快速両ハンドで戸上が2ゲームを先取する。3ゲーム目、丹羽が老獪なプレーでリードするも、丹羽の十八番を奪うような高速カウンターを見せた戸上が11-9で奪い、ゲームカウント3-0とリードする。第4ゲームも戸上の勢いは止まらず、最後はダイナミックな打ち合いから丹羽のバックサイドを打ち抜き決勝進出を決めた。

決勝は、2017年に決勝に進出した吉村和弘(愛知工業大:当時)以来のノーシードからの決勝進出を果たした松平健太と戸上隼輔(明治大)の対戦となった。
序盤から巧みなストップレシーブやサーブで松平が主導権を握るも、終盤ミスが出て戸上が11-9で第1ゲームを先取。続く第2ゲームは戸上が快速フットワークで両ハンド強打を叩き込む展開。中盤からはストレートへの前陣バックカウンターで松平のフォア側を打ち抜き8-2までリードするも、巧みな台上技術で戸上の強打を封じた松平がじりじりと追い上げる。最後はフォアで攻めて、松平が12-10で取り返した。ゲームカウント1-1で迎えた第3ゲーム。互いに前陣カウンターを決める展開が続くも、最後は戸上が連続攻撃で決めて、11-7で第3ゲームを奪う。第4ゲーム。巧みなサーブや待ちを外すストップで松平がリードすると、バック対バックでも緩急をつけたプレーで戸上の強打を防ぐ。最後はブロックがストレートに決まり、ゲームカウント2-2のタイに戻した。
迎えた第5ゲーム。戸上がシンプルな縦回転系サーブから強打を打ち込んで11-6で勝利。ゲームカウント3-2で初優勝に王手をかけた。第6ゲームは序盤から戸上が松平のサーブをチキータで積極的に狙い、両ハンドドライブを叩き込む展開。そのままの勢いで10-3とマッチポイントを握る。松平が好プレーで何本もマッチポイントを防ぐも、最後は目にも止まらぬ連打から松平のバックを打ち抜き、優勝を決めた!

優勝者コメント
「(優勝を決めた瞬間は?)逆転されてしまうのではと不安だった。とにかく必死に連打した。最後は決まって良かった。
一球一球集中すれば結果に結びつく。それがいい方向につながった。手ごたえを感じている。
世界選手権から時間が経って、全日本でパワーアップ出来た。(上田仁、丹羽孝希、松平の健太ら)格上の選手を破っての優勝は嬉しい。(パリ五輪に向けて)水谷選手がいなくなって、一つ枠が空いたとプラスに捉えている。パリ五輪は自分が引っ張りたい。これからも頑張っていきたい。」

準決勝以降の結果
準決勝
松平健太(ファースト)4(11-9,12-10,6-11,12-14,11-8,9-11,11-3)3吉村真晴(愛知ダイハツ)
丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)0(7-11,4-11,9-11,5-11)4戸上隼輔(明治大)

決勝
松平健太(ファースト)2(9-11,12-10,7-11,11-8,6-11,6-11)4戸上隼輔(明治大)

最終順位
優勝 戸上隼輔(明治大)
準優勝 松平健太(ファースト)
3位 吉村真晴(愛知ダイハツ)、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

日本卓球協会

日本卓球協会は「卓球を通して人々の健康と幸福(wellbeing life)に貢献し、人々の心をつなげ社会の調和を目指す。」をミッションに、卓球ファンや関係者のみなさま、スポーツ好きの方々に向けて、卓球の魅力をお届けします。

関連リンク

※リンク先はすべて外部サイトになります

新着公式情報

公式情報一覧を見る

編集部ピックアップ

おすすめ記事(スポーツナビDo)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント