【全日本卓球】男女ダブルスはベスト4が決定、男子シングルスは吉村真晴が張本智和を破って8強入り

日本卓球協会
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【JTTA】

1月28日、2022年全日本卓球選手権大会4日目が行われた。
男女ダブルスはベスト4が決定。男子では張本・森薗組、宇田・戸上組らが、女子では伊藤・早田組、石川・平野組ら有力ペアが準決勝に進出した。
男女シングルスはベスト8が決定。男子では及川瑞基、張本智和、宇田幸矢ら、女子では石川佳純、平野美宇ら歴代チャンピオンが姿を消すなど波乱の展開。

女子ダブルス
5回戦で高橋・出雲組(エクセディ)を下した昨年度王者の伊藤・早田組(スターツ・日本生命)はノーシードから勝ち上がった2019年世界選手権銅メダリストのカットペア佐藤・橋本組(ミキハウス)と対戦。世界で活躍するペア同士の対決は、佐藤・橋本組(ミキハウス)のミドルを的確に攻めた伊藤・早田組(スターツ・日本生命)が3-0でストレート勝ちを収めた。

東京五輪代表同士のペアである石川・平野組(全農・日本生命)は鈴木・山本組(昭和電工マテリアルズ)を下した長崎・木原組(日本生命・JOCエリートアカデミー/星槎)と準々決勝で対戦。フルゲームまでもつれるも、最後は序盤から攻め立てて11-3で勝利。準決勝進出を決めた。

永尾・南波組(サンリツ・日本ペイントマレッツ)は準々決勝で野村・森田組(デンソー)を3-0で圧倒。準決勝へと駒を進めた。

今大会で引退を表明している宋恵佳(中国電力)を擁する宋・成本組(中国電力)は、フルゲームの接戦を制してベスト4入り。芝田・大藤組(ミキハウス・四天王寺高)のパワフルなフォアハンドを凌ぎ切った。

準決勝の組み合わせは以下の通り。

伊藤・早田組(スターツ・日本生命)-永尾・南波組(サンリツ・日本ペイントマレッツ)
石川・平野組(全農・日本生命)-宋・成本組(中国電力)

石川・平野組 【JTTA】

男子ダブルス
張本・森薗組(木下グループ・BOBSON)は濵田・吉山組(愛工大名電高)を下した後藤・渡辺組(協和キリン)と準々決勝で対戦。西・菅沼組(明治大)との5回戦に引き続きフルゲームまでもつれる接戦となる。最終ゲームも8-8まで点差が離れないシーソーゲームとなるも、最後はフォアハンドで攻め切った張本・森薗組が3連続得点で勝利した。

世界選手権銅メダルの宇田・戸上組(明治大)は中村・萩原組(愛工大名電高)と対戦。左利き同士の中村・萩原組のフォアハンドに押されてゲームカウント1-2とリードされるも、バック側を厳しく攻めて逆転。最後は11-2で勝利し、準決勝進出を決めた。

全日本社会人王者の平野・松山組(協和キリン)を5回戦で下した笠原・酒井組(シチズン時計)は藤村・松下組(日鉄物流ブレイザーズ)に1-3で敗戦。準決勝進出を果たせなかった。

上田・神組(T.T彩たま)は準々決勝で大島・田添組(木下グループ)とダイナミックなラリーを繰り広げるも、フルゲームの末敗戦。準決勝進出は果たせなかった。

準決勝の組み合わせは以下の通り。

張本・森薗組(木下グループ・BOBSON)-大島・田添組(木下グループ)
藤村・松下組(日鉄物流ブレイザーズ)-宇田・戸上組(明治大)

藤村・松下組 【JTTA】

女子シングルス
5回戦から6回戦までが行われ、ベスト8が決定した。

第一シードの石川佳純(全農)は5回戦で徳永美子(十六銀行)を破り、世界選手権ベスト8の加藤美優(日本ペイントマレッツ)と対戦。ハイレベルな高速ラリーを繰り広げるも、加藤の両ハンドを打ち抜けずに、1-4で敗れた。

早田ひな(日本生命)はカット主戦型の山本真由(同志社大)を5回戦で破ると、世界で活躍する橋本帆乃香(ミキハウス)と6回戦で対戦。女子シングルス5回戦・女子ダブルス準々決勝に引き続きカット主戦型との3連戦となったが、全く疲れを見せないカット打ちを見せて試合を優位に進めた。橋本の反撃も冷静にブロックして、4-1で勝利。準々決勝進出を決めた。

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)は鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大)を4-1で破り、6回戦で森さくら(日本生命)と対戦。森の気迫あふれるプレーに押され、各ゲーム競り合うも、しっかり取り切り4-1で勝利。準々決勝へと駒を進めた。

平野美宇(日本生命)は6回戦で佐藤瞳(ミキハウス)と対戦。リオ五輪金メダリストの丁寧(中国)を2度破ったことのある佐藤のカットを打ち抜けない。終始徹底してバック深くにカットを集められる展開に主導権を握れず、1-4で敗れた。

第二シードの伊藤美誠(スターツ)は松平志穂(サンリツ)との新旧日本代表対決をストレートで制すと、6回戦で芝田沙季(ミキハウス)と対戦。パワフルなフォアハンドを操る芝田を寄せ付けず、4-0で勝利。準々決勝進出を決めた。

長崎美柚(日本生命)は2018年全日本学生選抜王者の笹尾明日香(早稲田大)と対戦。Tリーグでは同じ日本生命レッドエルフに所属する同門対決はフルゲームにもつれる大接戦を制すと、そのまま野村萌(デンソー)をストレートで破り、ベスト8入り。

準々決勝の組み合わせは以下の通り。

加藤美優(日本ペイントマレッツ)-大藤沙月(四天王寺高)
長崎美柚(日本生命)-早田ひな(日本生命)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)-佐藤瞳(ミキハウス)
木村光歩(中国電力)-伊藤美誠(スターツ)

長崎美柚 【JTTA】

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