セビージャ期待の新戦力、“テカティート”とは
【(C)LaLiga】
セビージャとは2025年までの契約を結んだ 【(C)LaLiga】
「テカティート」の愛称は、強豪モンテレイの下部組織に入団した15歳の頃に生まれた。当時モンテレイはクアウテモク・モクテスマという地元のビール会社がスポンサーに付いており、ライバル企業の人気商品と同じ「コロナ」の名がユニフォームにプリントされることを嫌がった。そこでクアウテモク・モクテスマの人気商品「テカテ」に縮小辞を付けた愛称「テカティート」が考案されたのだった。
第21節バレンシア戦で途中出場し、ラ・リーガ・サンタンデールでのデビューを果たした 【(C)LaLiga】
2014年にデビューしたメキシコ代表ではこれまで60キャップ以上を積み重ね、中心的な役割をになってきた。2016年に行われたコパ・アメリカ・センテナリオのベネズエラ戦では複数のディフェンダーに囲まれながらペナルティーエリア内中央にドリブルで切れ込み、同年のCONCACAF(北中米カリブ海連盟)ゴール・オブ・ザ・イヤーに選ばれるゴールを決めている。
フットボーラーには誰しも憧れの選手がいるもの。テカティートのアイドルは母国の英雄クアウテモク・ブランコだった。名門クルブ・アメリカでキャリアの大半を過ごしたブランコは、「トリ」の愛称を持つメキシコ代表で歴代10位の120キャップ、同3位の39ゴールを記録している。
初先発は第22節セルタ戦。今後の活躍に期待がかかる 【(C)LaLiga】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ