アジアとの共同主管で行われたジャパンゴルフツアーの2022年初戦「SMBCシンガポールオープン」を制したのはタイ出身の23歳、サドム・ケーオカンジャナでした。

さらに23歳の桂川有人が、日本勢最上位で「全英オープン」の出場権を獲得。

また、桂川と共に2位タイに入り、アジアンツアーの賞金王に輝いた韓国のキム・ジュヒョンは19歳でした。

コロナ禍で中止となった昨年から、2年ぶりの復活が実現しましたが、大会は外との接触を徹底的に避けた形で開催されました。
新シーズンの始まりも、やはり未知のウィルスの脅威から逃れることはできませんでしたがその中でも、若い力が生き生きと躍動しました。

シンガポール政府による開幕直前のビザ発給停止により、日本からの出場選手が大幅に減ってしまいましたが、無事会場入りできた選手たちはみな、困難な中でも大会を開催してくださった主催者に、感謝の思いをこめてプレーしました。

新たな変異種が、再び世界に蔓延しています。
今や、誰もが危機に直面する中で、生活様式の変化がいっそう求められています。

こんな世の中だからこそ、ゴルフを通じて社会に何ができるか。プロゴルファーとして、何を返していくべきか。

昨年からJGTOと、ジャパンゴルフツアー選手会で始めたキャンペーン「Discover Your Green（ディスカバー・ユア・グリーン）」は、これまで続けてきた社会貢献活動やPR活動を振り返ることで、ここからまた、自分たちが出来る新たな何かを見つけていこうという試みのひとつです。

選手会は今年、新たに43歳の谷原秀人を選手会長に据え、次は3月31日ー4月3日に三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋 で行われる「東建ホームメイトカップ」から、本格始動します。

思い切り試合ができるのは、世の中が平和で、みなさんが健康であってこそ。
春の到来を前に、その現実を改めて突きつけられて、選手たちは今年も真剣に考えます。

ゴルフやトーナメントから得たもの、学んできたことを還元し、ゴルフで日本を、ひいては世界中を元気にしていくことができたら…。

その方法やヒントは、いつもきっとグリーン上にある。

模索を続ける選手たちの声をまとめた「Discover Your Green（ディスカバー・ユア・グリーン）」の2022年版新作動画を「JGTOTV」で毎週木曜日に配信中です。

新年第1回はPGAツアー5勝のリッキー・ファウラー選手にも、その思いを聞いてみました。
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