第1戦：1月22日14時5分　第2戦：1月23日14時5分

　前節はともに試合中止を余儀なくされた茨城ロボッツと広島ドラゴンフライズ。約3週間の中断期間を経て、両チームはアダストリアみとアリーナで後半戦のスタート、かつB1での初対決を迎える。

　茨城は2022年の初陣、ホームでアルバルク東京に連敗を喫した。今節は今月最後の本拠地開催となるため、ここで新年初勝利を挙げておきたいところ。今シーズンの広島はB2で戦っていた頃とは大きく顔ぶれが変わり、より厄介な相手になることは間違いない。まずはマーク・トラソリーニ、エリック・ジェイコブセン、そして古巣との対戦となる谷口大智がグレゴリー・エチェニケ、チャールズ・ジャクソン、ニック・メイヨのインサイド陣と互角に渡り合うことが勝利への最低条件となるだろう。

　ガード陣では福澤晃平の活躍も欠かせない。現在、福澤と広島の辻直人は3ポイントシュート成功率が38.9パーセントで並んでおり、成功本数も福澤が56本、辻が58本と互角。茨城の主砲がリーグを代表するシューター辻との対決を制することができるかどうかも、重要なポイントだ。

　対する広島は、現時点で辻よりも高い3ポイント成功率を誇る選手がいる。ポイントガードの寺嶋良だ。同選手は45.8パーセントの高確率で3ポイントを射抜き、3ポイントランキングで2位に立っている。ここまで平均11.7得点4.1アシスト、かつ5試合連続で2ケタ得点を挙げる好パフォーマンスを維持しており、茨城戦でも広島の新司令塔に大きな期待がかかる。

文＝小沼克年

・茨城（HC：リチャード・グレスマン）
遥天翼
福澤晃平
脇真大 ※特別指定
多嶋朝飛
チェハーレス・タプスコット
中村功平
高橋祐二
マーク・トラソリーニ
エリック・ジェイコブセン
ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ
平尾充庸
鶴巻啓太
谷口大智

・広島（HC：カイル・ミリング）
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
中村拓人 ※特別指定
柳川幹也
渡部琉 ※特別指定
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実