【UFC】2021年ファイタートップ10

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【Chris Unger/Zuffa LLC】

2021年のベストファイターと呼ぶにふさわしいのは? 非公式ではあるものの、活躍を見せたファイターたちを振り返ってみるとしよう。

第10位ジュリアナ・ペーニャ

UFC 269:アマンダ・ヌネス vs. ジュリアナ・ペーニャ 【Chris Unger/Zuffa LLC】

1月にサラ・マクマンを相手にサブミッション勝ちを決めるやいなや、ジュリアナ・ペーニャは“ライオネス”ことアマンダ・ヌネスに次の狙いを定めた。しかし世間は彼女に懐疑的で、2021年12月初旬にヌネスとの対戦が決まってもそれは変わらなかった。彼女は公言したことを全て実行し、第2ラウンドの3分26秒にサブミッションを決めて“ザ・ベネズエラン・ビクセン”が世界王者に輝いた。彼女は劇的な形で女子バンタム級におけるヌネスの支配を終わらせたのだ。ここからペーニャの時代が始まろうとしている。

第9位マリナ・ロドリゲス

UFCファイトナイト・ラスベガス39:マッケンジー・ダーン vs. マリナ・ロドリゲス 【Josh Hedges/Zuffa LLC】

普段あまり騒ぎ立てることのないマリナ・ロドリゲスだが、戦う時が来たら彼女はいつでも準備万端整っている。ブラジル出身の女子ストロー級ファイターである彼女は2021年に3試合に出場し、アマンダ・ヒバス、ミシェル・ウォーターソン、マッケンジー・ダーン全員を撃破した。3人全てが恐るべき相手であり、だからこそ彼女は女子ストロー級ランキングでナンバー3のポジションを得て2021年を終えたのだろう。

第8位グローバー・テイシェイラ

UFC 267:ヤン・ブラホビッチ vs. グローバー・テイシェイラ 【Chris Unger/Zuffa LLC】

幸せな気分になる物語が多くあった昨年、その中でも2021年のウイナーにふさわしいのがグローバー・テイシェイラだろう。2021年唯一の試合でベテランのブラジル人ファイターはジョン・ジョーンズに挑んでから7年以上の時を経て、ライトヘビー級タイトルに再挑戦することになった。2度目の挑戦を42歳のテイシェイラは成功させ、第2ラウンドでヤン・ブラホビッチをサブミッションで仕留めてライトヘビー級のキングとなった。

第7位ブランドン・モレノ

UFC 263:デイブソン・フィゲイレード vs. ブランドン・モレノ 【Jeff Bottari/Zuffa LLC】

2020年12月、ブランドン・モレノはUFCフライ級のボス、デイブソン・フィゲイレードを相手に5回のハードなラウンドを戦い抜き、人生に残るファイトを見せた。判定の結果はドロー。6月のリマッチで彼は再びそうした高みに到達できるだろうかと疑問に思う者もいた。彼はやり遂げ、そればかりでなく、“ジ・アサシン・ベビー”は第3ラウンドでフィゲイレイドをサブミットしてさらなる高みへと登り、フライ級タイトルを勝ち取った。彼はメキシコ人初のUFC王者となった。

第6位マックス・ホロウェイ

UFCファイトナイト・ラスベガス42:マックス・ホロウェイ vs. ヤイール・ロドリゲス 【Chris Unger/Zuffa LLC】

マックス・ホロウェイは12月に30歳になったばかりだ。すでにフェザー級でMMA史に残る偉業を達成している身としてはとんでもなく若い。だが、いまだに元王者の実力を疑問視する声は出てくる。それは、2013年にコナー・マクレガーに敗れた後、2018年にブライアン・オルテガと戦う前にも起こった。また、アレキサンダー・ボルカノフスキーに2戦連続で判定負けを喫した後もそうだった。だが、ホロウェイの反応はいつも通り――彼は懐疑論者たちを沈黙させた。1月のUFCファイトアイランドでのカルヴィン・ケーター戦ではキャリア最高とも言えるパフォーマンスで彼を倒し、11月のヤイール・ロドリゲス戦でも同様に見事な勝利を飾った。ここから得られる教訓は? “ブレスト”を疑ってはいけない。それは彼をいっそう燃え上がらせるだけだ。

第5位イスラム・マカチェフ

UFCファイトナイト・ラスベガス31:イスラム・マカチェフ vs. ティアゴ・モイゼス 【Jeff Bottari/Zuffa LLC】

ようやくだ。イスラム・マカチェフのファンがこのライト級ファイターの2021年を言い表すならこれだろう。ロースターに加わってから最初の4年でたった8回しか試合をしていなかったマカチェフは、2021年に3試合を戦い、ドリュー・ドーバー、ティアゴ・モイゼス、ダン・フッカーをサブミッションで下した。彼はようやく姿を現したと言っていいだろう。この調子を維持すれば、2022年はタイトル挑戦権を得ることができそうだ。

第4位ローズ・ナマユナス

UFC 261:ジャン・ウェイリー vs. ローズ・ナマユナス 【Josh Hedges/Zuffa LLC】

“サグ・ローズ! サグ・ローズ!”いや、2021年に興奮したダニエル・コーミエがローズ・ナマユナスにそう叫ぶことはなかったが、彼女はジャン・ウェイリーに連勝して4月に女子ストロー級タイトルを奪還し、11月には防衛に成功して大きな称賛を集めた。2つの試合は全く異なる展開で、ナマユナスのスキルが余すところなく発揮されていた。それはこの階級で彼女が正当なクイーンであるという証しだ。

第3位シリル・ガーン

UFCファイトナイト・ラスベガス30:公式計量に臨んだシリル・ガーヌ 【Chris Unger/Zuffa LLC】

シリル・ガーンがUFCに来たのは2019年で、打撃のスペシャリストという前評判だった。だが、試合ごとに分かってきたのは、このフランス人ファイターが全てにおいて優秀だということだった。高い身体能力とファイトIQも備わっており、彼が2021年にジャルジーニョ・ホーゼンストライク、アレクサンドル・ボルコフとデリック・ルイスの全員に勝利し、UFCヘビー級暫定王座に就いたのも驚きではない。来る1月22日(土)に、彼は元チームメイトのフランシス・ガヌーと王座統一戦に臨む。彼が“ザ・プレデター”に打ち勝つとすれば、われわれはヘビー級新時代の幕開けを目撃することになるかもしれない。

第2位チャールズ・オリベイラ

UFC 269:チャールズ・オリベイラ vs. ダスティン・ポワリエ 【Chris Unger/Zuffa LLC】

チャールズ・オリベイラには計量に失敗し続けたり、大事な試合で負けたりしていた時もあった。その頃はMMAファイターとして彼がポテンシャルを開花させる日は来ないかのようにも思えた。しかし、5月のヒューストンで“ドゥ・ブロンクス”はピンチに陥った第1ラウンドから一気に立て直し、マイケル・チャンドラーを撃破してみせた。過去の挫折を全て消し去りUFC世界ライト級王者となった彼は、その過程で全ての同僚たちを奮起させている。これだけでも立派な物語だが、12月11日(土)にはダスティン・ポワリエにサブミッション勝ちを決めてタイトル防衛に成功するという感動の続編まである。

第1位カマル・ウスマン

UFC 268:カマル・ウスマン vs. コルビー・コビントン 【Jeff Bottari/Zuffa LLC】

圧倒的な世界王者と呼ばれていたカマル・ウスマンが、2021年に史上最高のウェルター級とささやかれるようになったことは、“ナイジェリアン・ナイトメア”オクタゴンで非常にいい1年を過ごしたことを意味する。まず、彼は2月にいささか不利な状況からギルバート・バーンズをテクニカルノックアウトで沈めた。そして4月にはホルヘ・マスヴィダルとのリマッチで第2ラウンドに痛烈なノックアウトを決める。これだけでも1位の称号を得るには十分だったかもしれないが、彼はさらにコルビー・コビントンとも2度目の対戦に臨み、見事勝利を収めた。だが驚いてはいけない。ウスマンは何年も前に自分がウェルター級の全員にとって目障りな存在になると警告していたのだ。それはうそではなかった。
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