日本サーフィン連盟ジュニア強化合宿開催、2022年強化指定選手の選考基準発表
【THE SURF NEWS】
合宿では午前と午後で2つのグループに分け、それぞれ4時間ずつ練習を実施。選手は、ベーシックなターンをしっかり入れる回、軽く当ててからチャレンジングなターンにつなげる回、エアーに挑戦する回と、3つの課題をこなした。
当日は10〜18歳まで28名のジュニア選手が参加。大野修聖、大村奈央、松田詩野の3名もコーチとして若手選手等にアドバイスを行った。
松原渚生 【THE SURF NEWS】
2022年強化指定選手の選考基準も発表
この新基準は、「全てのサーファーに公平にチャンスがあるように」と、映像審査による公募制で最大男女各10名の採用が想定されている。波サイズ等の要件を予め定め、基準を満たすものなら各リーグでのランキング等の順位に関係なく誰でも応募できる仕組み。詳細な基準は1月以降発表される予定だ。
1月中〜下旬には強化指定メンバーが正式発表される。
なお、基本的にサーフィン強化指定選手の資格があるのは日本国籍の選手のみ。複数国籍を持つ選手は日本を選択することも出来るが、その際はISAの登録籍を日本にする必要があり、これは一度変更すると元に戻すことはできない。これはIOC、ISAが定める基準に従ったもので、NSAは「このようなケースがあった場合にはISAとも細かく確認を取りながら手続きを進める」としている。
五十嵐カノアや前田マヒナは、それぞれ過去にアメリカ籍、ハワイ籍でISA世界ジュニア選手権に出場した経験があり、東京五輪を前に日本籍に登録変更した。現在オーストラリアやハワイをはじめ海外で活躍する日本ルーツの選手が、新たに強化指定選手に加わる可能性も大いにある。
なお、2024年パリ五輪の出場選考方法については、2022年2月頃にIOC/ISAから発表される見込み。強化指定選手の枠も、2022年、2023年、2024年と徐々に狭めていく方針だ。
今後、2022年1〜2月にジュニア対象の強化合宿を再び静波サーフスタジアムで実施予定。また3月に全体の強化合宿とジャパンオープンも行う予定だ。
東京五輪から早5カ月。既に2024年パリ、2028年ロサンゼルスに向けて選手強化がスタートしている。
鈴木一歩 【THE SURF NEWS】
2022年強化指定選手選考基準
1)NSAメンクラス・ウィメンクラス ランキング 上位2名
2)WSL 2021 QSアジア日本人ワールドランキング 上位8名(男女)
※5のオリンピックシードを除く
※日本国籍を有し、NSA及びJOCの規定に準じるWCT選手は強化指定選手としていつでも追加し選抜することができる。
3)JPSA日本ランキング 上位4名(男女)
4)強化部推薦 2024 オリンピック パリ大会(タヒチ)の波に適した選手
5)2020 東京オリンピック出場選手
ジュニア枠
1)NSAジュニアクラスランキング 上位8名
2)NSAボーイズクラスランキング 上位8名
3)NSAキッズクラスランキング 上位8名
4)NSAガールズクラスランキング 上位8名
5)強化部推薦 2024・28 オリンピック パリ大会(タヒチ)・ロサンゼルス大会の波に適した選手
6)強化部推薦 U16の選手で海外またはプロで活躍する選手を選考することができる
7)2019 世界ジュニア選手権出場選手(コロナにより未開催のため3年更新とする)
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岩見天獅 【THE SURF NEWS】
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