【新日本プロレス】1.5で世界ヘビー王座に挑戦!ウィル・オスプレイに直撃!

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

いよいよ目前となった『WRESTLING KINGDOM 16 in 東京ドーム』2連戦! 1月5日(水)東京ドームのメインイベントで、前日のIWGP世界ヘビー級選手権の勝者(鷹木信悟vsオカダ・カズチカ)に挑戦するウィル・オスプレイ。

じつに8カ月ぶりの来日となる“帰って来た”オスプレイは、王者・鷹木に、『G1』覇者・オカダにいま何を思うのか? その胸中を直撃インタビュー!!

■『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』
2022年1月4日(火) 15:00開場 17:00試合開始(※第0試合は16時〜予定)
東京・東京ドーム
 
2022年1月5日(水) 15:00開場 17:00試合開始(※第0試合は16時〜予定)
東京・東京ドーム

なぜ心境が変化したか? それは、オカダがいまさら4代目のIWGPヘビーのベルトなんかを持ち出したからだ。

【新日本プロレスリング株式会社】

――さて、オスプレイ選手。1.5 東京ドーム大会のメインイベントで、前日1.4でオカダ・カズチカ vs 鷹木信悟の勝者に挑戦が決定しました。ただ、自分が“挑戦者”と呼ばれるのには不満があるとは思いますが……。

オスプレイ ああ、このオレが“挑戦者”扱いなのは気に食わないね。オレのことを初めに挑戦者と呼んだ会社の責任者を今すぐクビにしてやりたい!

――オスプレイ選手は怪我による長期欠場から、8月のロス大会で登場し、自らが“真チャンピオン”だと主張、会社が鷹木選手を“暫定チャンピオン”と認めないのであれば、日本には戻らないと宣言していました。今回は日本でのタイトルマッチが決定しましたが、どんな心境の変化があったのですか?

オスプレイ それは、オカダがいまさら4代目のIWGPヘビーのベルトなんかを持ち出したからだ。

【新日本プロレスリング株式会社】

――『G1 CLIMAX 31』で優勝して以来、権利証の代わりにあのベルトを持って入場するようになりました。

オスプレイ オレにはオカダの行動は「ゲームのリセットボタンを押せば最初からやり直しできる」と思ってる弱虫野郎にしか見えない。懐かしい4代目のIWGPベルトを使ってアピールすればファンの心を掴めると思ってるのかもしれないが、あのベルトはもう封印されたんだ! 現実を見ろ! オカダのIWGPのベルトと、鷹木のIWGP世界ヘビー級のベルトが併存してる状況を見て、メチャクチャな状況だなと感じた。ファンだって混乱してる。だから、この問題を片付けるために、今こそオレが動くしかないって思ったのさ。

――オスプレイ選手がベルトを返上、鷹木選手がオカダ選手に勝利して新王者になって以降、3度の防衛に成功しました。鷹木選手の活躍はオスプレイ選手の目にはどう映っていましたか?

オスプレイ アイツがオレのベルトを巻いているのは腹立たしいが、シンゴが王者として今年、ニュージャパンを率いてきたのは否定できない。アイツの試合に対する情熱や真摯に取り組む姿勢は文句のつけようもないし、東京スポーツのプロレス大賞MVPに選ばれたのも納得はできる。でも、オレがこの5ヶ月間、日本を離れていなかったら、今とは立場は全く違ったはずだ。だが、ここでオレが勝てばこの上なくおいしい状況だ。オレが真のMVP、そして真のチャンピオンに輝く。

オカダの『G1』優勝はじつに喜ばしいことじゃないか。ただ、オレが出場してても同じ結果になってたとは想像し難いね。

【新日本プロレスリング株式会社】

――もう一人のオカダ選手に関してはどう見ていましたか?

オスプレイ オカダはオカダ、いつも通りだった。ビッグマッチのパフォーマンスも常にレベルが高いし、滲み出るオーラやキャラクターは確かなものだ。だからこれだけ長くニュージャパンの中心に立って来れたんだろう。

――昨年の東京ドームの試合以降、なかなか結果を出せずににいたオカダ選手でしたが、『G1』を優勝して完全に調子を取り戻したように見えます。

オスプレイ まあ、アイツにとって2021年は順調な滑り出しとは言えなかったのかな? でも、プロレスはマラソンのようなものだから、短期間だけでは判断はできない。特に去年から続くコロナ禍で常に明日はどうなるか分からない状況だった。オカダの『G1』優勝はじつに喜ばしいことじゃないか。ただし、オレが出場してても同じ結果になってたとは想像し難い。でも『G1』覇者との対戦なら期待ができそうだ。

――去年の東京ドーム大会で、ジェイ・ホワイト選手は敢えて2日目のみ試合に出ましたが、最終的にジェイ選手は飯伏選手に敗れました。オスプレイ選手は今年似たような立場となりますが、どう見越していますか?

オスプレイ オレがシンゴとオカダの2人より有利な立場にいるのは間違いない。オカダは修羅場も強い意地で切り抜けてきた選手だし、シンゴはシンゴで技の力強さも強烈で動きも早い。壮絶な死闘になるだろうと想像している。

――1日目のメインイベントは2人の潰し合いになるといっても過言ではないでしょうね。

オスプレイ オレも1日目は6人タッグで試合に出るから、ジェフ・コブとオーカーンの2人とは戦略を含めてすでにいろいろ話し合っている。その結果、オレは必要な場面でない限りなるべく試合に入らない方がいいという結論に至った。オカダとタカギのどちらか勝った方は2日目の試合は、ダメージが大きいやら、いろいろ言い訳をしてくるとは思うがそれはそれで仕方のないことだ。

シンゴは、心の底から自分を“真チャンピオン”とは言い切れないと分かってるから“暫定チャンピオン”呼ばわりにイラッときたんだろ。

【新日本プロレスリング株式会社】

――日本のリングに上がっていない間も各国で忙しくしてましたね。夏の『RESURGENCE」ではサプライズで登場しLA道場勢を焚きつけるようなコメントも残し、カール・フレドリックスや成田蓮とはシングル戦が実現して高い評価を得ました。実際に闘って彼らへの印象は変わりましたか?

オスプレイ オレはいつも相手の良さを引き出す試合をしているから、(評価の高さは)当たり前のことだ。オレとLA道場勢の差は、オレは如何なる場面でも絶対に容赦はしないし、必要に迫られたら危険な技だって使う。でも(LA道場のヘッドコーチの)シバタはアイツらにそういったことを教えているようには見えない。オレは自分が1番になるためなら、何だって使う。フレドリックスからは可能性を感じる。ナリタに関してはシバタそっくりな試合をするし、ア
イツは将来日本のリングでスターになれると思う。でも世界全体を見渡した時にナンバーワンに立ってるこのオレだ。違いは明確だろ。

――『レスリングどんたく2021』のタイトルマッチからもオスプレイ選手の一切容赦しない姿勢が見れました。仮に1月5日、相手が鷹木選手になれば、前回のタイトルマッチとはどんな風に違った試合になると思いますか?

【新日本プロレスリング株式会社】

オスプレイ シンゴはオレに“暫定チャンピオ”ンと呼ばれたことが相当腹にきてるようだ。オレはアイツが焦って普段にはしないような些細なミスを犯す可能性も想定した上で、そう呼んだんだ。それに心の底から自分を“真チャンピオン”とは言い切れないと分かってるからイラッときたんだろ。だって実際にオレは一度も王座から陥落していないからな。ところでシンゴの『G1』の成績はどうだったんだ?

――6勝2敗1引き分けです。

オスプレイ フフフ。現チャンピオンとは言え、2敗もして1引き分けか。オレはアイツと違って今年のシングルマッチでたったの1敗しかしていない。(2日目の)シンゴが相手なら、アイツにとってのオレへのリベンジだし、オカダが相手ならオレにとってのリベンジとなる。なんとも面白い話じゃないか。

――昨年の1.4東京ドームではオカダ選手に敗れていますからね。そのあと予定されていた『WRESTLE GRAND SLAM』は延期となり、オスプレイ選手は怪我による長期欠場を表明しました。現時点では鷹木選手よりもオカダ選手との対戦を希望しているということですか?

【新日本プロレスリング株式会社】

オスプレイ イエスとも言えるしノーとも言える。オカダへのリベンジもそうだが、UNITED EMPIRE全体としても雪辱を果たしてやりたいしな。

――昨年の東京ドームはUNITED EMPIREがまさかの全敗という結果に終わりましたね。

オスプレイ まあ、そのあとすぐに巻き返してやったし、結果としてはあの全敗がチームとしての成長に繋がった。だが、オカダに1敗してる事実は何としてでも覆したい。シンゴには勝ってるが、雪辱をはたしたい気持ちとチャンピオンとして東京ドームのリングを降りたい気持ち、両方ともある。だけどシンゴが相手ならオレが勝てる可能性がより高いかな。

――2日目の1.5でコブ選手は内藤選手、オーカーン選手はSANADA選手とのシングルマッチが決定しました。UNITED EMPIREが全勝すれば、幸先の良いスタートを切れます。最後になりますが、2022年のユニットとしての来年の目標は?

オスプレイ オレ個人としては、チャンピオンとしてベルトを防衛し伝説を作っていきたい。どんたくのタイトルマッチ、今でも覚えているか?

――今年のベストマッチの呼び声も高い一戦ですね。

オスプレイ あの試合はレスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーから6つ星と評価された。あそこからオレの長期防衛ロードが始まるはずだったんだ……。オレはレスラーとして他の誰もが届かないレベルに達したと思ってる。来年はそのことを試合を通して証明していかなければならない。

――なるほど。

【新日本プロレスリング株式会社】

オスプレイ 今年はコロナ禍の中で日本、アメリカ、イギリス、アイルランドの4カ国でタイトルマッチをしてきた。オレ以外の誰もそんなことはできなかった。そこはオレに対してシッカリとリスペクトを払われるべきだ。2022年はこれまで対戦したことのない相手とも肌を合わせていきたいし、UNITED EMPIREをユニットとして更なる高いレベルに持っていきたい。まあ、よく見ておけよ。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント