伊藤大海が“衝撃の72km/hカーブ”で見せたものとは......。「バズ動画」から2021年を振り返る【北海道日本ハム編】

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【(C)パーソル パ・リーグTV】

 動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」の公式Youtubeチャンネルでは、熱いパ・リーグをさらに盛り上げるべく、日々多くの動画を配信している。そこで、今季の公式YouTubeチャンネルの再生数からファンの関心が高かったシーンを編集部がピックアップ。熱戦を演じた2021年のパ・リーグの名シーンを動画で振り返る。今回は何かとパ・リーグのYouTube界を盛り上げる北海道日本ハムから160万回再生されている伊藤大海投手の動画をご紹介!

※動画の視聴は関連リンクから

【衝撃の変化球】伊藤大海『72キロ・超スローカーブ』が新たな武器に!?

 伊藤投手はルーキーイヤーながら今季2桁10勝をマーク。伊藤投手はストレートをはじめ、7種類にも及ぶ多彩な変化球を操る。その投球割合を見ると、大半を占めるのは最速150km/h台のストレートとツーシームの「速球」。指先の滑り止めとして使われる“ロジンバッグ”をつけ、白煙を巻き上げるかのごとく投げ込む様子は「#追いロジン」として、プロ野球ファンのトレンドにもなった。

 その一方で、今季伊藤投手がもっとも注目を集めた動画は「スローカーブ」だった。まず「パーソル パ・リーグTV」が最初にその「スローカーブ」に注目したのは7月1日の東北楽天戦、カスティーヨ選手から96km/hのカーブで見逃し三振を取ったシーン。(動画は関連リンクから)この打席最速のストレートとは50km/h近くも球速差のある変化球に、打者は体がピクリとも反応しなかった。

 しかし「極限スローカーブ」と言わしめたあの投球からおよそ1か月半後の8月21日、伊藤投手は今回取り上げた動画の「72キロ・超スローカーブ」を投じたのだ。放送席で解説を担当していた建山義紀氏は、この一投について伊藤投手の「勇気」を評価。それも実はこの回、伊藤投手は本塁打を浴びていたのだ。自身も投手だった建山氏は「先発投手は100球近く投げて打者と対戦するなかで、力を入れたり抜いたりすることは必要だ」と解説。ルーキーイヤーの2桁勝利は、“スローカーブ”に垣間見えた「勇気」の賜物なのかも知れない。

文・小野寺穂高
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