アストン・ヴィラ|ブライトンに2-0で勝利し、ジェラード監督の初陣を白星で飾る(PL第12節)

アストン・ヴィラFC
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【©︎AstonVillaFC】

アストン・ヴィラはブライトンに2-0で劇的な勝利!スティーヴン・ジェラード体制を最高の形でスタート

 プレミアリーグの第12節。先日就任したスティーヴン・ジェラード監督の初陣であり、チームの公式戦の連敗を止められるか注目の試合であった。ヴィラは怪我で離脱していたチームトップスコアラーのダニー・イングスが戦線に復帰しており、6試合ぶりの勝ち星獲得が期待された。

 ただし、ブライトンとは直近のリーグ戦3試合でいずれも勝利できておらず(1敗2分)、リーグでも高順位につけている相手であるため難しい試合になることが予想された。

 序盤の30分は、お互いに自分たちのペースで試合を進めようとしていたが、どちらにもなかなかチャンスが訪れなかった。29分にブエンディアからののスルーパスにイングスが反応し抜け出したが、一歩のところで相手キーパーに阻まれてしまう。

 前半30分以降はブライトンに攻め込まれるシーンがいくつもあったが、キーパーのマルティネスが好セーブを見せて前半を0-0で折り返した。

前半にドリブルするダニー・イングス 【©︎AstonVillaFC】

 しかし、後半は前半と同じような展開でチャンスを作ろうとはするものの決定機まで至らない時間帯が続いた。ジェラードはレオン・ベイリーとアシュリー・ヤングを投入し、突破口を見出そうとする。

 このまま終わると思われた残り6分に歓喜の瞬間が訪れた。交代で入ったアシュリー・ヤングからワトキンスがボールを受け、左サイドを突破して中に入ると、右足を振り抜きゴール右隅にゴールを決めた。

 さらに89分には、ジョン・マッギンのクロスを相手ディフェンダーがクリアしたところをイングランド代表でヴィラのキャプテンでもあるミングスが押し込んで2点目を挙げ、劇的な勝利を収めた。ヴィラ・パークに集まった約41,925人の観客が歓喜に沸き、ジェラード監督と選手たちと喜びを分かち合った。

得点に喜ぶジェラード監督 【©︎AstonVillaFC】

 この勝利により、ヴィラは連敗を5でストップした。我慢強く守備をしたヴィラがクリーンシートを達成し、今季ホームでブライトンを破った初めてのチームとなった。また、ジェラード監督は2010年のジェラール・ウリエ監督以来となる初指揮で勝ち点3を獲得した監督となった。

 次節は11月27日にアウェイでクリスタル・パレスとの対戦となる。

ゴール
1-0 アストン・ヴィラ:ワトキンス (84分)
2-0 アストン・ヴィラ: ミングス (89分)
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著者プロフィール

アストン・ヴィラFCは1874年に設立されたイングランド屈指の名門サッカークラブで、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を構えます。国内リーグとFAカップでそれぞれ7回の優勝を誇り、1981-82シーズンには欧州制覇も経験しています。また、イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンであることでも有名です。

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