[RUGGERSコラム] 大学ラグビー2021〜その1

RUGGERS(ラガーズ)
チーム・協会

【ラグビーアプリ「RUGGERS」】

 さぁやってきました【オニギリ's eye!!】の初回。
 みなさん初めまして、RUGGERS編集員オニギリと申します。

 今年の9月よりラグビーアプリ「RUGGERS」内にて、ラグビー界を少しでも盛り上げたいと思い、ラグビー情報などを発信・投稿させていただいております。
 今回、RUGGERSのnoteにて、
 オニギリのオニギリによるオニギリ目線
 での社会人・大学・高校ラグビーなどの情報をあげていきたいと思います。
 第1回は盛り上がっている大学ラグビー前半戦とこれからの展望についてです。

関東大学ラグビー対抗戦

 今年の対抗戦は、早稲田、明治、慶應、帝京、筑波、日体、青学、立教の8校。
 対抗戦は伝統校である早慶明と、ここ最近日本代表やリーグワン内の出身校でトップを誇る帝京、毎年台風の目となる筑波が拮抗している時ほど面白い。
 早慶明の伝統校対決は何が起きるかわからない。過去、全勝の早稲田が全敗の慶應に敗退したり、昨年対抗戦優勝の明治が慶應に敗退しているなど、特に慶應の魂のタックルが順位に影響をもたらすことがある。今年の慶應はコロナによる活動停止期間が長かったことが影響しているのか、筑波に敗退し、11月の明治戦でも大敗を喫した。
 しかし、こういう時の慶應は怖い存在である。もう負けられないという覚悟が出た時に異様な力を発揮するのが慶應。他校に比べてタレントは少ないが、主将の原田衛選手、山本凱選手、山田響選手、中楠一期選手を中心に、慶應の魂のタックルが炸裂するかオニギリは注目しております。
 優勝争いは、今のところ全勝の明治・帝京と、1敗の早稲田。11月20日に全勝対決があり、ここで明治が勝っても、12月5日の早明戦の結果次第では早稲田の優勝も可能性がある。帝京は明治に勝つとほぼ優勝が決まるであろう。先日の早稲田戦を見る限り、明治とはほぼ互角で、こういう時はF Wの力差で勝敗が決まるとオニギリは分析しております。
 優勝争いの他に注目は、入れ替え戦を回避したい下位2校争い。ここも後半戦の注目ではあります。ここで注目は、青学。筑波と惜敗した青学は年々力をつけてきている。
 さぁ、今年の対抗戦後半戦も目が離せません!!

関東大学リーグ戦

 今年のリーグ戦は、東海、流経、日大、大東、法政、中央、関東、専修の8校。
 リーグ戦の注目は、他リーグにはない外国人選手の多さです。そのため、サイズも力強さも魅力的ではあります。ただ、2017年以来リーグ戦の大学が大学選手権の決勝に立てていない。今年は、そこを打破するのでは、と感じさせるくらい東海の調子が良い。2試合残して得失点を昨年と比べてみると得点は308点(前年287点)、失点は43点(前年60点)と、AT DF共に昨年を上回っている。春季大会も対抗戦上位校と対等以上の試合をしていた。特にFWが例年に比べてまとまっており、主将のジョーズリチャード剛選手、小池隆成選手、土一海人選手はじめ4年生中心にメンバーが揃っており、ここにワイサケ・ララトゥプア選手、レキマ・ナサミラ選手、アフ・オフィナ選手らの外国人選手も加わり、今年No.1のFWとも言われている。ここに武藤ゆらぎ選手、丸山凜太郎選手を中心となったBK陣がトライを重ねていく。そして、今年の東海に対抗しているのが日大である。
 ここ数年外国人選手が増えて、日本人選手の力強さも増し、ヘラクレス軍団が戻りつつある。流通経済は、今年コロナで活動を約1ヶ月停止しており、2連敗からスタートした。流通経済も豊富な外国人選手が所属しており、サンウルブズを経験したイノケ・ブルア選手がおり、大学選手権に出場した時には、ダークホース的な存在になること間違いなし。
 ポテンシャルの高い選手が多いリーグ戦に目が離せません。

関西リーグ

 今年の関西リーグは、天理、同志社、京産、関西学院、立命館、摂南、関西、近畿の8校。
 昨年日本一になった天理ですが、初戦の近畿に敗れてのスタート。同志社も近畿に敗れて、近畿の下剋上が起きている。しかし、今年の関西リーグは、京産が一つ抜けている。
 FWのイメージが強い京産は、安定のFWで力を発揮しており、近畿にも勝利を収めた。ここから終盤を迎える関西リーグは、まだまだどこが優勝かわからない。
 大学選手権では昨年関西リーグが優勝したことで何らかのアドバンテージがあると考えると各校力が入る。久しぶりの関西リーグが優勝した去年の流れを止めたくない。
 以上が、後半戦を迎えている大学ラグビー各リーグのオニギリコメントでした。

 大学ラグビーで面白いのが、ここで活躍した選手が次に社会人のリーグワンでどのように活躍するのか追いかけることです。
 既に来年入る選手が発表されているチームもあるが、大学選手権後の発表が待ち遠しく、将来、桜のジャージの袖を通す選手がぞろぞろいる大学ラグビーから目が離せません。


 いかがでしょうか?
 オニギリのオニギリによるオニギリ目線、オニギリ's eye!!

 隔週でお届けしていきますので、次回も皆さん、お楽しみに!
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著者プロフィール

「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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