杉本裕太郎の決勝弾でオリックスが日本シリーズ進出へ王手! 田嶋大樹は6回0封【11/11 試合結果】

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 11月11日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの「パーソル CS パ」ファイナルステージ第2回戦は、2対0でオリックスが勝利。連勝で「SMBC日本シリーズ2021」進出へ王手をかけた。

 オリックスの先発は田嶋大樹投手。自身初となる大舞台での緊張感を集中力に変え、5回までを2安打無失点に抑える。対する千葉ロッテ先発・美馬学投手も序盤のピンチを凌ぐと、調子は尻上がり。「コナミ日本シリーズ 2013」ではMVPも受賞している経験豊富な右腕が、こちらも5回3安打の好投を披露し前半は初戦に続いて緊迫した投手戦に。

 先制したいオリックスは6回裏、2死走者無しから吉田正尚選手が放った打球が美馬投手の右脚に直撃。美馬投手は無念の緊急降板となる。この一打が試合の潮目を大きく変えた。打席に立つはここまで2安打を放っていた杉本裕太郎選手。千葉ロッテの2番手・東妻勇輔投手の変わり目、初球を狙って振り抜いた打球はレフトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺さった。杉本選手の「パーソル CS パ」第1号でオリックスが先制。

 先制直後の7回表からは、田嶋投手に代わって吉田凌投手が登板。先制弾の興奮冷めやらぬなか、2死2塁のピンチを無失点で凌ぐ。8回表はセットアッパー・ヒギンス投手が登板する。T-岡田選手の好守も生まれるなど、オリックスが流れを呼び込み試合は9回へ。最終回は平野佳寿投手が危なげなく3人で締めて試合終了。

 勝利したオリックスは、「楽しむことを考えた」と振り返った先発の田嶋投手が6回77球3安打5奪三振無失点の好投。投手陣は2試合連続で無失点に抑える好投で接戦を制した。打線は主軸の吉田正選手、杉本選手でチームの全6安打中5安打を放つ活躍。一方敗れた千葉ロッテは、好投の美馬投手が緊急降板と想定外の展開で粘りきれなかった。打線も2戦連続で無得点と、投手陣を援護できず連敗。もう後がなくなった。

  123456789 計
ロ 000000000 0
オ 00000200X 2

ロ ●美馬学-東妻勇輔-唐川侑己-小野郁
オ ○田嶋大樹-吉田凌-ヒギンス-S平野佳寿

文・小野寺穂高
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