「三菱地所 JCL プロロードレースツアー2021」 第 10 戦那須塩原クリテリウムは沢田桂太郎が優勝 チーム総合優勝は宇都宮ブリッツェンに確定
【JCL】
1.8km の周回路を 25 周する、45km で行われたレースは、12 人よる集団スプリントとなり、最後はスパークルおおいたレーシングチームの沢田桂太郎が優勝となりました。
大会は新型コロナウイルス感染拡大防止を呼び掛けながらの有観客とし、約 2000 人が来場するなか行われ、YouTube にてライブ配信も実施されました。
年間を通して JCL として 10 戦、さらにポイント付与対象2戦、合計 12 戦が日本各地で行われました。最終戦を終え各賞の年間総合ランキングも確定いたしました。チーム総合優勝は宇都宮ブリッツェン、個人総合優勝は山本大喜(キナンサイクリングチーム)、スプリント賞は小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)、山岳賞山本元喜(キナンサイクリングチーム)、新人賞宇賀隆貴(チーム右京相模原)が獲得しました。12月には都内で年間表彰式を予定しております。
JCL は、来シーズンに向けて引き続き地方創生をキーワードにサイクルロードレースで地域活性化、
世界基準となるチームや選手の輩出を進めたいと考えております。
以下、本大会の模様をまとめたレポートになります。
JCL 最終戦・那須塩原クリテは沢田桂太郎が優勝 集団スプリントを制して今季 2 勝目
【JCL】
おいたレーシングチーム)が制して、今季 2 勝目を挙げた。JCL 初年度の個人ランキングは山本大喜(キナンサイクリングチーム)が、チームランキングでは宇都宮ブリッツェンが、それぞれ年間トップに輝いた。
駅前通りでクリテリウム 有観客で実施
駅と反対側には那須の山々を背景に望むコース 【JCL】
3 ヶ所の 180 度 U ターンが選手の脚を消耗させる 【JCL】
集団先頭付近では、ホストチームの那須ブラーゼンが、前週に続いての地元勝利を狙って積極的な動きを見せて、地元のファンを沸かせた。
地元・那須ブラーゼンが積極的に展開。後方には那須塩原駅が見える 【JCL】
キナンサイクリングチームが強力にけん引
動きが出たのは 25 周のレースも折り返しを過ぎた 14 周目。キナンサイクリングチームが 6 人全員で隊列を組んで、集団先頭でペースのコントロールを開始した。隊列の最後尾にはスプリント力のあるベテランの中島康晴が位置して、他の 5 人全員で集団をまとめる作戦だ。
キナンサイクリングチームが先頭を陣取ってハイスピードでけん引 【JCL】
個人ランキングトップのイエロージャージを着る山本大喜も先頭を強力に引っ張る 【JCL】
最後のスプリント賞がかかる 15 周目を前に、メイン集団後方で中切れが発生して分断。ここに地元・那須ブラーゼン勢が全体で巻き込まれてしまった。前週優勝の金子大介(那須ブラーゼン)も遅れてリタイア。前方に位置した有力 4 チームの他には、U23 ランキング 2 位で逆転を狙う本多晴飛(VC 福岡)のみが集団内に残り、集団全体でも 20 人を割り込む小さなメイン集団となった。
スプリンター沢田にチームが絶好のお膳立て
【JCL】
最終コーナーを先頭で回ったのは小石祐馬(チーム右京相模原)。しかしチームメイトが後ろに付けておらず不発の動きに。ラスト 300m のメインストレートは孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム)が先頭に立って、集団をトップスピードまで加速する。
ゴールスプリントを制したのは沢田桂太郎。チームメイトも後ろでガッツポーズ 【JCL】
【JCL】
優勝した 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム)のコメント
【JCL】
にたどりつけたんだと思います。チームメイトがいるというのはすごく心強いし、最悪僕でなくても勝負できる人はいるし、気持ちに余裕ができて、最後いいスプリントにつながったんだと思います。
2位、スプリント賞を獲得した小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)のコメント
【JCL】
しかなかったですね。最後は各チームが争い合って、各チームのスプリンターの単騎同士の戦いになっているんで、そこで僕は結構いい番手に入りこめました。最後はいままで僕が落車したり、沢田桂太郎選手が落車したりで真剣勝負がかなわなかったんですが、彼とロングスプリントという形で競り合うことができました。沢田選手は脚を残していて、僕が脚を残せていなかったので負けてしまいました。今年からはじまった JCL ですが、僕が好きな市街地コース、自転車サーキットにとらわれずにいろいろな各地できたのが楽しかった。コロナが落ち着いてもっと観客がはいって華やかにレースができれば楽しいんじゃないかと思います。このジャージはチームで戦った結果、残った副産物です。初めての年でリーダージャージを獲得できたのはうれしかったです。
ツアー各賞も確定
【JCL】
新人賞を獲得した宇賀隆貴(チーム右京 相模原)のコメント
【JCL】
敢闘賞、U23 賞ランキングで僅差の 2 位だった本多晴飛(VC 福岡)のコメント
個人ランキングトップの山本大喜(キナンサイクリングチーム)のコメント
ストレートを踏んで引っ張っていたので、その中で取れたという感じでしたね。今シーズンは自分の中で、今までと違う高いモチベーションで走ることができて、成績も残して、すごく良い一年ではあったのですけど、レースを走る中でまだ増田(成幸)さんであったりとか、力の差はあるなと感じたので、そういう日本の本当のトップの選手になれるように、また来年に向けて準備をしていこうと思っています。
チームランキングトップを獲得した宇都宮ブリッツェンの清水裕輔監督のコメント
【リザルト】
【JCL】
1 位 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム)1:04'35"
2 位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)st
3 位 中島康晴(キナンサイクリングチーム)+0'01"
4 位 石原 悠希(チーム右京相模原)+0'01"
5 位 本多晴飛 (VC 福岡)+0'01"
6 位 孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム)+0'01"
7 位 山本大喜(キナンサイクリングチーム)+0'02"
8 位 宇賀隆貴(チーム右京相模原)+0'02"
9 位 増⽥成幸(宇都宮ブリッツェン)+0'05"
10 位 新城雄大(キナンサイクリングチーム)+0'06"
JCL 各賞リーダージャージ表彰
(左から)レッドジャージの山本元喜、イエロージャージの山本大喜、ブルージャージの小野寺玲、ホワイトジャージの宇賀隆貴 【JCL】
山本大喜 キナンサイクリングチーム
ブルージャージ(スプリント賞)
小野寺玲 宇都宮ブリッツェン
レッドジャージ(山岳賞)
山本元喜 キナンサイクリングチーム
ホワイトジャージ(新人賞)
宇賀隆貴 チーム右京 相模原
チーム総合優勝・地元特別表彰・スプリント賞
宇都宮ブリッツェン
地元特別表彰
敢闘賞 本多晴飛(VC 福岡)
スプリント賞
黒枝咲哉(スパークルおおいたレーシングチーム)
山本大喜(キナンサイクリングチーム)
大会概要
開催日:2021 年 11 月 7 日(日)
開催地:栃木県那須塩原市那須塩原市前弥六南町 2-4
那須塩原駅西口駅前通り特設会場及びコース
1.8km×25 周回=451km
ツアー主催:一般社団法人ジャパンサイクルリーグ
ツアー運営:株式会社ジャパンサイクルリーグ
ツアー後援:国土交通省、経済産業省、スポーツ庁
大会主催:那須塩原クリテリウム大会実行委員会
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