<国内男子ゴルフ>松山英樹に「ツネって呼んで」久常涼・貪欲な19歳(ZOZOチャン)

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【偉大な背中に「ありがとうございました…!!」】

日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」 10月21日ー24日
アコーディアゴルフ習志野カントリークラブ(千葉県)7041yard・Par70▼20日・事前情報

今季のAbemaTVツアーで3勝を飾り、今季残り限りのレギュラー出場権を獲得した。

今週は、主催者推薦でビッグチャンスを得た。
ツテはとことん頼って糧にする。

19歳の久常涼(ひさつね・りょう)は、貪欲だ。

メーカーさんに頼み込み、2日続けてビッグネームの練習ラウンドにこぎ着けた。
開幕前日の20日、水曜日は松山英樹とのプレー。
「世界一のショット、世界一のアプローチを見て学べた。夢のようなラウンド」と、うっとりと「目に焼き付けてきちゃいましたので。明日は僕にもできるはずです」と、初の米ツアーで松山になりきる。

もっと怖い選手と思っていた。
「初めて、生で見ましたので。テレビの中の人」。
試合中のガチな顔しか見たことない。
「すごく緊張しましたけど、アメリカツアーのお話をしてくださったり、世界一優しい人」と、一変。

遼と涼。
「同じ名前が同級生にいるからかぶるんだよね…」と、松山。
確かに、久常も松山から「りょう」と呼んでもらいたくても石川と、かぶってしまって紛らわしい。

それではと、名字の「常」を文字って「つねって呼んでください」と、おねだり。

前半ハーフの後、同伴の金谷拓実は離脱をしたが、久常はもちろんもう9ホールもおかわり。
夢の18ホールでグっと距離を縮めて「松山さんも人間なんだ…」。
偉大なマスターズ覇者の素顔を垣間見ただけでも大きな収穫だ。

前日19日の火曜日には、こちらもまたメーカーの方に頼み込んでトミー・フリートウッドとプレー。
「できるだけ多くの海外選手と回りたいと思って…。ちゃんとPGAツアーしてます」とがつがつと、希有なチャンスをとことん生かして本番を迎える。

今年4月のデビュー時には、今大会への出場さえも、考えられなかった。
「たくさんの方々のおかげでここにいる。感謝を忘れず、長所の飛距離を生かして自分のプレーができればいい」。
大舞台で物怖じしない明るい性格も、強みだ。
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