10月16日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第24回戦は、3対0で東北楽天が完封勝利を収めた。

　東北楽天は初回、3番・浅村栄斗選手が四球で出塁すると、4番・島内宏明選手に2試合連続となる21号2ランが生まれ、幸先よく2点を先制する。5回裏には、8番・炭谷銀仁朗選手の安打や四死球などで1死満塁とすると、浅村選手の犠飛で1点を追加した。

　序盤から援護を受けた先発・岸孝之投手は、度々走者を背負いながらも要所を締める投球を披露。7回3安打3四球無失点の内容でマウンドを降り、救援陣に後を託す。3点リードのまま迎えた8回表は、2番手・酒居知史投手が1死満塁のピンチを招くが、辰己涼介選手の好守にも助けられれ無失点で切り抜けると、最終9回表は宋家豪投手が危なげない投球で締めて3対0で試合終了。

　勝利した東北楽天は、先発・岸投手が7回3安打3四球無失点の好投で今季9勝目。救援陣も粘りの投球でつないだ。一方敗れた埼玉西武は、先発・浜屋将太投手が4.1回4安打4四死球3失点と粘りきれず。序盤から苦しい展開が続き、打線も8回表の1死満塁の好機であと一本が出なかった。なお、ドラフト5位ルーキー・大曲錬投手が一軍初登板を果たしている。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ０００００００００ ０
楽 ２０００１０００Ｘ ３

西 ●浜屋将太-田村伊知郎-大曲錬-井上広輝-森脇亮介
楽 ○岸孝之-酒居知史-S宋家豪

文・後藤万結子